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国際収支の発展段階説

2013-02-21 18:05:39 | 経済


20日の日経新聞からの切り抜き記事です。
「輸出立国」から「投資立国」、そして「成熟した債権国」への転換は、“国際収支の発展段階説”の第5段階に我が国があるという意味です。

国際収支の発展段階とは、
第1段階:国内産業が未発達で資本収支の流入超で経済発展をまかなう「未成熟の債務国」の段階
第2段階:資本収支は引き続き流入超だが、輸出が発達することで貿易、サービス収支が黒字になった「成熟した債務国」の段階
第3段階:貿易、サービス収支が大幅な黒字になり、債務返済が進むため、資本収支は赤字になる「債務返済国」の段階
第4段階:対外純資産が増加し、所得収支が黒字になるため経常収支の黒字、資本収支も赤字の幅が大きくなる「未成熟の債権国」の段階
第5段階:対外競争力が低下して貿易、サービス収支が赤字になるが、所得収支の大幅な黒字に支えられ経常収支は黒字のままとなる「成熟した債権国」の段階
第6段階:貿易、サービス収支の赤字幅が大きくなり、経営収支が赤字になるため対外債権を取り崩すことになる「債権取崩し国」の段階

以上の6段階を踏むという説ですが、新聞記事にあるように英国は1980年代から経常赤字が続いていますが平然としていました。
しかしそのままで推移すると、最終ステージの「債権取崩し国」となります。


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