労働委員会あっせん事例集

労働争議が華やかな頃と違って、労働委員会の役割について、労組役員でも知らない人が増えています。
労使関係が安定したといっても、実際には不当労働行為と思われるようなことが今でも行われています。
組合側の主張が正しくとも改善しなかったり、団体交渉を何回繰り返してもまったく進展しなかったり、どう考えても不誠実な会社対応に困ることはありませんか？
そんな時に申し立てをすれば、労働委員会が解決のなかだちをして、あっせん案を出したり、正常な労使関係の回復を図ります。

また団体紛争のみでなく、個人と使用者との間に起こった紛争も、解決のお手伝いをいたしますから、労働組合に頼らず直接に労働委員会に申し立てるケースもあります。
そうはいうもののどんなケースの紛争に対応してくれるのか分からないという声もありましたので、労働委員会事務局の努力で「あっせん事例集」が作成されました。
平成１９年から２２年にかけて発生した「あっせん事件」を紹介しています。
個々の事例をクリックすると、あっせんの結果も含めた詳細がご覧いただけます。
（ただし会社名や具体的な和解金額などは伏せられています）
事例の中には解決できずに「打ち切り」になったケースも紹介されていますが、その後の対応については機会があれば研修会などで話していきたいと思います。
ただ注意すべき点がひとつだけあります。
それは「黒のユニオン」に解決を委ねないことです。
骨の髄までしゃぶられることがありますから、よくよく注意しましょう。
（連合静岡ユニオンは働く人の味方、「白いユニオン」です）

経営又は人事に関する事項
解雇
配置転換、出向・転籍
復職
懲戒処分
退職
勤務延長
再雇用
事業休廃止
人員整理
その他の経営又は人事に関する案件
賃金等
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賃金減額
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退職一時金
解雇手当
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諸手当
その他の賃金に関する案件
労働条件等
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職場の人間関係
セクハラ・パワハラ
その他の職場の人間関係
労働組合活動に関する案件
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団体交渉の促進
事前協議制