南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

労働法の難しさ

2012-03-16 17:28:43 | ユニオン
毎日ひとつづつ人材育成Web“Wokers Library”の棚に労働関係法を入力しています。
できるだけわかり易く表現しなくてはと考えますので、1日1件が私の限界です。
しかし苦労すればするほど勉強になります。

でも労働関係法を知識として蓄えてもそれだけでは自分の身を守れません。
なぜならば労働関係法は、日本ではもっとも守られない法律のひとつだからです。
道路交通法も同様ですが、40キロ制限の道路をきちんと守るドライバーはほとんどおりません。
50キロで走って捕まれば、「運が悪かった」で済まされてしまう世界ですね。
それでも定期的に警察が取り締まりますから、労働関係法に比べてまだ遵法意識は高いと思います。

残業についての労働相談があったとします。
「毎日のようにサービス残業をさせられて困っています。なんとか拒否をしたいのですが…」
『そうですか。労働基準法第36条によって協定を従業員代表と結ぶ必要がありますよ。
あるいは残業をすれば時間外割増賃金を支払わなければならないんですよ。
残業は拒否できるんですよ、そういうことですから…』
そんな回答を真に受けて社長に話したらどうなるんでしょうか?
「そんなにうるさいことを言うんなら働かなくていいよ」と言われるのがオチかもしれません。

さて働く仲間にどう訴えたら心に届くでしょうか?
杓子定規な回答しかしていないとしたら…いやいや、そんなことは無いはずです。
今日はWeb会議があり見せ方の検討やさらなる改善を議論しました。
終了後、今日ののひとつもようやく入力を終えました。

気持ち新たにまた来週がんばろう。

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