労働組合の再生のために

毎日毎日暗いニュースが続きます。

もしもの話は避けねばならないが、もしも９０年代に経営側のリストラ攻勢に対抗して、ナショナルセンターや単産・単組が「どんなことがあっても雇用は守る」という強い意志で臨んだとしたらどうなっていたでしょうか。

もしもの話は避けなければならないが、もしも外国人労働者に門戸を開いた１９９０年の入管法改正に対抗して、発足（８９年）直後の連合が大反発していたらどうなっていたでしょうか。

もしもの話は避けなければならないが、もしも１９９５年に経団連が提唱した「新日本的経営システム」に、労働界全体で反対の世論をつくりあげていればどうなっていたでしょうか。

もしもの話は避けなければならないが、もしも１９９９年の「労働者派遣法」改悪にゼネストを打って対抗していればどうなっていたでしょうか。

毎日毎日暗いニュースが続きます。

赤字になったといって人員整理を進める会社が目立ちます。
労働組合の最大の任務は「組合員の雇用確保」です。
組合員はいざとなったら自分の雇用を守ってくれるからと高い組合費を払い続けています。
もしそれが裏切られたとすれば、誰が労働組合を信用するでしょうか。
労働界全体が覚悟をもって臨まなければならない問題です…。

毎日毎日暗いニュースが続きます。
相談ダイヤルキャンペーン初日は７６件、２日目は４５件、最終日の今日も相談ダイヤルのベルが鳴り続けています。