南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

13億のパワー

2010-05-15 16:52:55 | Weblog
5年ぶりの中国でした。。
私が初めて中国を訪れたのは1978年の1月、その年の8月に日中平和友好条約が締結されましたので、中国を訪れる日本人としてはハシリの方でした。
32年前の資料を見ますと参加費は18万円でしたから、弱冠26歳の若者としてはかなり無理した訪中でした。
(おかげで翌年の新婚旅行は長野県の諏訪湖で我慢してもらったくらいです)
その所為か(?)中国との縁が深まり、今回で5回目の訪問です。

私の原体験は32年前の中国ですから、訪れるたびに激しく変化する中国に毎度衝撃を受けてきました。
それほど凄まじいスピードで変化しているこの国のパワーですが、今回は特別特大の衝撃を感じました。
杭州市へは6年ぶりでしたが、当時は農村地域で何もなかったところに忽然と“新都心”が現れました。
完成間じかの市役所で2035年までの都市計画について説明を受けましたがまるでSFに見るような未来都市です。
黄金に輝く球体状の建物(国際会議場&ホテル)を取り囲むように中心市街地が形成されています。

目を見張るものは建物だけではありません。
95年に18人で起業したという“アリババ”本社を訪れました。
日本のソフトバンクなどからの出資を受けて、今や中国NO1のIT企業に成長し、今年6月から本格的に日本市場にも参入するといいます。
10月には上海まで38分で行ける超高速列車が開通するそうです。

日本が敗戦から立ち直って高度成長期を迎えるそのスピードも世界中から注目を浴びましたが、この国のスピード感とスケールはその比ではありません。
もちろん危うい点はたくさんありますが、その負の部分をあげつらうだけでなく、この国の若きエネルギーに学ぶところはずいぶんと多いと思いました。
ぜひ新しいエネルギッシュな中国の姿を日本の若い人たちに見て欲しい!そんな思いで帰国しました。

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