南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

最大にして最後のチャンス

2007-11-06 15:48:19 | 政治

過去4回の参議院選挙の結果を見てみよう。
第18回(98年):自民44vs民主27。
第19回(01年):自民64vs民主26。
第20回(04年):民主50vs自民49・・・民主党改選第1党になる。
第21回(07年):民主60vs自民37・・・民主党参議院第1党となる。

このようにして10年もかかったが参議院においては民主党が主導権を握った。
下の図表は96年民主党結成以後の国政選挙における民主党(ピンク線)・自民党の比例獲得票推移である。
これを見れば分かるように03年以降2000万票以上で、高位安定的に推移している。
民意は確実に政権交代を求めている。

問題は衆議院選挙区の勝敗だ。 
次の図表は自民党衆議院議席占有率の推移である。

05年9月の郵政解散では、自民結党当時にも並ぶような歴史的勝利を勝ち取った。
小選挙区の選挙は地力の選挙であり、人間力の選挙でもある。
なんといっても現職有利であり風頼みは効かない。
イチロー代表が懸念する“民主党の力量不足”はここにある。
民主党の候補者各員は、言われて悔しかったら大奮発して欲しい。

静岡県は日本の平均をあらわすモデル地区とよく言われる。
ということは静岡県小選挙区で半分以上取れれば政権交代は成るわけだ。
10年かけて勝ち取った参議院の主導権も、次期総選挙で勝利しない限り、逆の結果(政界再編)を生み出してしまう。
自民党は、3年間も“ねじれ国会”を続けるわけがない。

繰り返して強調するが勝たない限り混乱は続き、私たちもさらなる茨の道を歩まねばならなくなる。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
焦らずに行きませんか? (E組書記長)
2007-11-07 12:38:27
小沢さんの辞任騒動が始まって以来、これまでになくメディアからの報道に対し、本人、関係者の(発言)事実のみを聞き取り、(評論家・専門家を含む)彼等の意見に耳を貸さないよう努めてきました。
結果として小沢さんは、先の選挙に勝った位で、「総選挙だ、政権交代だ」と浮かれている連中に、「足元をちゃんと見ろ。政権を担うだけの実力があると思っているのか。もっと基本、基盤をしっかりとして、国民の信頼を得る方が先ではないのか」と言いたかったのが、なにがどう狂ったのか、あんな形での大騒ぎになってしまったのだと思います。
以前から思っているように、今の民主党に政権を任せる気にはなりません。何を、どうしたいのか・・・わかりません。政権を担う実力・・・測りようがありません。
焦らずに、じっくりと行動等で実力を見せてください。次の選挙の前にやることはいくらでもあるでしょうに。
返信する

コメントを投稿