２０１３年新春賀詞交歓会

恒例の新春賀詞交歓会をホテルセンチュリーで行いました。

新春賀詞交歓会では、連合静岡ならびに県労福協を代表して次のようなご挨拶をいたしました。
『今年もワクワクして生きていきたいですね。
昨年の暮れ、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授は、渡された色紙に「初心」と書きました。
その心をと、問われた山中教授は「これからが新しい始まりだ」と答えました。
もの凄いですね、とんがってますね、ワクワクします。
世界の頂点に立った研究者の言葉です。
やはり本物は違いますね。

それに比べて、私は年末に、珍しく不安定で弱気になって暮らしました。
総選挙と１冊の本のおかげです。
総選挙は言うまでもないことですから、本の話をさせてもらいます。
その本は、英国エコノミスト誌が出した「２０５０年の世界」です。
２０５０年、日本の平均年齢は５２．３歳になります。
そして世界史上類を見ない高齢化社会の現実。
読めば読むほど暗くなります。

しかし最後の章で私は救われました。
未来は変えられる。現実はシュンペーターの理論である。
シュンペーターの理論とは、「イノベーションが経済を変動させる。イノベーションが社会を一変させる」というものです。
このシュンペーターと川勝知事はその感性や考え方がよく似ています。
実にユニークで、実にとんがっていて、ワクワクドキドキさせられます。
私は、こうしたとんがったリーダーや、とんがった組織が未来を切り開いていくと信じています。

新生民主党にも期待をしたい、「負けることを恐れるな」「その立ち位置をきちんと定めよ」「もっととんがって存在感を示せ」

もちろん労働運動や協同組合運動も同様です。
労働運動と協同組合運動は、「連帯と協同」の関係にあります。
目指すべきビジョンやコンセプトも明確です。
あとは本気になって取り組むだけです。

今年はさらにこの「連帯と協同」の理念を広く伝えていく、そのための「語り部」を育てる元年としたいと思います。
どうぞ、みなさんと一緒になって、ワクワクした１年をつくりあげていきましょう』