南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
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平成の“明智光秀”と“小早川秀秋”

2012-09-24 11:15:31 | 政治
日本人のDNAに合わない歴史上の人物が何人かいます。
そのひとつが「明智光秀」であり「小早川秀秋」です。

明智光秀は“本能寺の変”で有名な大名です。
自分を取り立ててくれた織田信長を急襲して討ち亡ぼしたため、反逆者として歴史に汚名を残しました。

小早川秀秋は天下分け目の“関ヶ原の戦い”で、両軍が激突する様を松尾山で様子見しているところを、裏切りを約束していた家康(東軍)に鉄砲で追い立てられるように参戦し、西軍を裏切った大名です。

明智光秀の天下取りは、「三日天下」と揶揄されますが、逃げ延びる際に落ち武者狩りにあい斬首されます。
小早川秀秋も、戦功によって50万石の大々名に取り立てられますが、2年後に病死し子どももいなかったため領地は没収され、お家断絶となります。

自民党総裁選に出馬している石原伸晃幹事長が苦戦しています。
当初予想では一番手も予測されていましたが、原因は“平成の明智光秀”と悪口を叩かれ地方票を大きく減らしたからです。
最終的には派閥力学がどう動くのか分かりませんので、結果予測は不透明ですが、面白い局面が見れそうです。

一方、“平成の小早川秀秋”は崖っぷちの民主党内におります。
次の選挙のために離党を考えている衆院議員たちです。
あと9人が離党すれば衆院でも過半数を失いますので、その時点で解散総選挙に追い込まれます。
離党組が乗り移りたいと考える「維新の会」はそれを察してか、裏切り者の選挙互助会はご免だと言い切りました。
そんなことを許せば、日本人のDNAに背きますので当然のことです。

「国民の生活」はそんな動きを見て、全国的な候補者の公募を始めました。
なんともいえない政治ドラマに果たして劇的なシーンを見ることができるでしょうか。
しかしなぜか私の胸がワクワクしてきません、困ったものですね。