労働者福祉についての基本的理念や実践論まで身につけていた偉大な先輩がとうとう逝ってしまいました。
いつから薫陶を受けていたのかは覚えていませんが、ずい分昔からお世話になっていた感覚があります。
今日、彼のお葬式に参列しながらほんとうに“逝ってしまった”ことを実感しました。
3月中旬に先輩の持つキャリアを活かした、ある仕事をお願いしました。
結局、せっかく現役をリタイアして奥様と二人三脚で楽しんでいるからと、その仕事につくことは断られました。
が、なにか予感らしきものがあったのかもしれません。
それから間もなく“不治の病”に侵されていることを宣告されたのです。
わずか2ヶ月あまりで黄泉の国へ旅立ってしまいました。
気晴らしにと先輩が好きそうな“法多山名物の厄除け団子”や、油山の“胡麻豆腐”を土産に遊びに行きましたが、気弱な私は話し相手になってやることもできず、早々に退散してしまいました。
長野の善光寺に行った際のお土産(ミニ回向柱)を持って行ったときなどは、痩せて顔色の悪くなった姿にショックを受けて玄関で失礼させていただきました。
本当に意気地なしの私です、すみませんでした。
それでも亡くなる2日前にお会いできたことがせめてもの救いです。
約束どおりきっと「川勝平太」知事を誕生させてみせます。
どうぞ安らかにお眠りください。