「美の国」日本をつくる

川勝平太氏の４冊目をようやく読み終えました。
１冊目の「経済史入門」では、“３者鼎立”と“ポスト東京時代”に目からウロコの思いでした。
２冊目の「富国有徳論」では、川勝氏と会って話している最中に感じ取った“武士道”について触れられており納得しました。
３冊目の「文化力“日本の底力”」では、和を基調とする新しい時代の創造という壮大なテーマに感動しました。

４冊目の本書「“美の国”日本をつくる」は、まさに川勝平太のマニフェストです。
これ１冊を読めば、川勝平太の考える都市の姿が明確にわかります。
またこの本は２００６年に出されたものですが、いみじくも第６章「政治の目覚めは地域分権から」で国政を変えうるのは、これまで中央政府に従属してきた４７人の知事たちが立ち上がるときである、と看過していました。
その「４７士」の一人としていよいよ川勝平太も立ち上がります。

どうぞみなさん、この１冊だけはぜひお読みください。
お願いいたします。

「美の国」日本をつくる―水と緑の文明論 (日経ビジネス人文庫) 川勝 平太 日本経済新聞社 このアイテムの詳細を見る