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福ちゃんの散歩道

コロナ禍で関空での遊びも卒業、栂地区ウオーキングコースを中心に近場の日々の散歩で何か見つけよう。🚶‍♂️🚶‍♂️

船の速度を“ノット”で表すワケ❓ 飛行機は船の運用から引き継いでいるものも多い❗️

2020-05-27 00:10:00 | 船のお話も面白い🛳⚓️🚢
船の速度を“ノット”で表すワケ?

船の速度は、”ノット”で表されます。
この、ノットとはいったい何なのでしょうか。

むかし、船の速度は
Dutchman’s log(ダッチマン測程法)という方法で測っていました。

これは、先端に木片(log, ログハウスのログですね)をつけたロープを船の先頭から投げ下ろし、
木片が船尾に来るまでの時間を測るという方法です。
この間、船が進んだ距離は船の長さぶんなので、
かかった時間で割ると速度を出すことができますね

速度=距離/時間


この方法はすぐに進化し、
船尾から木片を投げ入れ、
砂時計の砂がなくなるまでの時間に出ていったロープの長さを測る
という方法に変わりました。


やがて16世紀になると、今度はイギリス人がさらに方法を改良しました。
一定間隔でロープに結び目を作っておき、結び目が何個出ていったかカウントすることで、
より効率よく距離を算出できるという方法です。



この “結び目” を英語で “knot(ノット)” というため、1ノット、2ノット…と数えるうちに、
ノットが速度の単位になったわけです。

※現在では超音波や電磁誘導、GPSなどを使った速力計がたくさんありますが、
Dutchman’s logのなごりで、いまだに速力計のことをlogと呼びます。


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飛行機が船の運用から引き継がれているものが多い理由



飛行機もノットです

航空の単位の話
日常生活では、距離は○○km、速度は時速○○km、高さは○○mのようにメートル法で表現します。
しかし航空の世界では、一部の国ではメートル法も使用していますが、ほとんどの国で距離や速さや高さの単位はメートル法ではありません。

距離は、海マイルを使用し、単位は「nm」で「ノーティカル・マイル」と読みます。1nmは1,852mですので、2km弱です。 
速度は時間あたりに進むnmの距離で、単位は「kt」と表し、「ノット」と読みます。90ktで巡航飛行していれば、時速167kmで飛んでいることになります。

高さの単位は「ft」で「フィート」と読みます。1ftは0.3048m、約30cmです。
このため航空用の地図(チャート)では標高3,776mの富士山の高さは12,389とftで表示されています。
東京スカイツリーはムサシ(634m)なので、その高さは2,080ftになります。

この他にも、燃料の量は、リットルではなく「gal」と表示して「ガロン」読み、重さはキログラムではなく「lb」と表示して「ポンド」と読むなど、航空の世界では日本では通常使わない単位を使っていますが、これらは訓練を始めるとすぐに慣れます。
ちなみに、1リットルは約0.26galで、1kgは約2.2lbです。
kts表示

分かり易いので換算表示を使う km/h
⬇️




起源
ノットという言葉は英語で「結び目」を意味する。

大航海時代、船の緯度を知るには時計と太陽の高度を、経度を知るためには速度を計測する必要があった。

当初、船の船首から丸太(Log)を投げ込み、船尾までの時間を砂時計で計り、記録したが船によってマチマチで経験豊富な航海長が必要であったし、夜や嵐の中では計測不能と言う欠点があった。そこで、ロープの先端に丸太や板をしばり、ロープに一定の間隔で結び目を作り、丸太や板を海に投げ込んでから一定時間の間に結び目がいくつ手の中を通過するかをカウントして記録するようになった。結び目は「ノッチ」であるので、この複数形「ノット」が速度の語源になった。なお、1 NM(海里)は緯度の 1 分の距離であるので、どの緯度であっても地図とディバイダがあれば計算できる。

速度計の登場以前においては「ハンドログ」という器具を用いて「28秒砂時計の砂が落ちきる前にロープの等間隔の結び目(knot)をいくつ繰り出したか」で速度を測っていた[9]。結び目と結び目との間は 15.4 mであった。

目立った目印のない海上や空中では、自船の位置は進行する方位と速さを求め、その速度で航行した時間を用いて把握していた。1海里は緯度1分に相当する平均的な子午線弧長に等しいことから、海図上では非常に分かりやすい単位となる。このため、海里を単位に含むノットは、船舶や航空機でよく使用されることになった。

航海・航空分野以外でも、気象観測における風速の単位として使われることがある。例えば、国際的な海上気象データの収集・保管には、ノットが現在も使用されている。

換算
さらに見る: メートル毎秒 (SI単位), キロメートル毎時 …
簡便な換算
1ノットは、約0.514 m/s なので、概数として、1ノットの2倍が 1 m/s であるとして、簡便に換算することが多い。さらに、1ノットを1.9 km/h、1海里を 1.9kmとして簡便に換算されることもある。

例えば、

10ノット → 約5 m/s 
10ノット → 約19 km/h (10海里 → 約19 km)


飛行機のパイロットの元々は❓





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