福ちゃんの散歩道

コロナ禍で関空での遊びも卒業、栂地区ウオーキングコースを中心に近場の日々の散歩で何か見つけよう。🚶‍♂️🚶‍♂️

Vol.2 出来たての味「無濾過生原酒」とは❓

2020-04-28 05:00:00 |  お酒をめぐるイイ話

生酒・原酒を口にはしたが
無濾過だったかどうかは記憶がない

若かりし頃
職場のバス旅行で
貰い物 原酒 1升瓶
車中で
仲間と気持ちよく飲んだ
結果
旅館に着く頃すっかり出来上がり
先輩から怒られました!
失敗の記憶

現在は尿酸値が高いので蒸留酒にしている
それも控えめですが
時折 日本酒が恋しくなる


無濾過生原酒って、どんな日本酒?

 
 
無濾過生原酒について、文字ごとに分解して見ていきましょう。
 
 
・無濾過(むろか)
 
酒袋から搾られた日本酒は、その後「濾過(ろか)」という工程に入ります。
 
細かなお米のカスの除去であったり、脱色、香味の調整が目的なんですね。
 
方法としては専用のフィルターを通したり、活性炭を使用したりと複数ありますが、
 
「無濾過」というのは、この濾過作業をしていない日本酒のことを指します。
 
 
 
・生(なま)
 
日本酒は通常、酵素の働きを止めたり、
 
火落ち菌などの殺菌を目的として「火入れ(加熱処理)」を2回に分けて行います。
 
この「火入れ」を2回ともしない日本酒を「生酒(なまざけ)」と言います。
 
無濾過生原酒は「生酒」でもあるということです。
 
 
 
・原酒(げんしゅ)
 
日本酒は「割水(わりみず)」という工程で、加水処理が行われます。
 
「かさ増しだ!」とイメージされる方もいらっしゃるかと思いますが、
 
アルコール度数の調整と香味のバランスをとることが目的です。
 
「原酒」とは、加水を一切していない日本酒を指します。
 
※原酒のアルコール度数は18~19度ぐらい。加水処理されているものは15~16度ぐらいが多い。
 

 
■無濾過生原酒って美味しい?


 
無濾過」であり、「生酒」であり、さらに「原酒」であるということは
 
一体どういうことなのかと言いますと
 
「搾った日本酒を、そのまま瓶詰めしたもの」ということになります。
 
 
成分未調整の生乳であったり、水を入れないフレッシュジュースのようなイメージで、
 
「すっぴんの日本酒」と呼ぶ人もいます。
 
「すっぴん」ということは、ノーメイクで繁華街をねり歩くようなもので、
 
それをそのまま出荷するということは酒蔵にしてみれば
 
大変勇気のいることだと思います。
 
ただ、逆に考えてみると酒蔵の「自信の表れ」でもあります。
 
「濾過」や「火入れ」、「割水」は、やりすぎると淡泊なお酒になっていくこと意味しています。
 
そういう意味では「旨味がたっぷり、幅の広い風味」を楽しめますし、
 
個人的にも「いろんな味がして美味しいなぁ」と感じることが多いですね。


製造工程で見てみると
朱で囲んだ工程を行わないという事か・・・


 
 
 


最新の画像もっと見る