ビタミンP

苦心惨憺して書いている作品を少しでも褒めてもらうと、急に元気づく。それをトーマス・マンはビタミンPと呼んだ。

誰もが思い通りには

2020年01月11日 19時52分56秒 | Weblog

誰も思い通りにはできない。

我々はそういう制度を作って、

今の社会を築いた。

 

よく覚えておいてもらいたいが、

議論は常に相手の徳になるように

進めていかなければならない。

 

私は成功の秘訣を知らないかもしれないが、

失敗の秘訣なら確実に知っている。

それは、全ての人を喜ばせようとし続けることだ。

 (リー・アイアコッカ/元・フォード社長、元・クライスラー会長)

 

⭐︎今日がロードショー初日の『フォード VS フェラーリ』を観ていたら、官僚的な上層部と頑固に譲らないチームとの間で苦悩するGM役の若き(と言っても当時42歳の)リー・アイアコッカが描かれていた。1966年ル・マン24時間レースの裏側で火花を散らす大企業の思惑と命を賭けて戦うドライバーの意地。実際にサーキットを走るマシンに並走するカメラカーから撮影したというテール・トゥ・ノーズ、サイド・バイ・サイドのレーシングシーンに圧倒された。それは『ラッシュ/プライドと友情』をも『グラン・プリ』をも凌ぐ迫力があった。

 

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故郷の町を出て

2020年01月11日 18時36分12秒 | Weblog

人は、自分の暮らしている町で、当然自分が受けてしかるべきだと考える尊敬を得るために、

その町の外で成功する必要があるという不思議な現象・・・。

自分にふさわしい尊敬を得るために、人は自らが生まれ育った町を離れなければならない

という問題・・・。

だが果たして、

故郷の町を出て成功を収めたその人物の技量は、

彼が町にいた頃より上がっているのだろうか?

(ボブ・グリーン『Getting Out Of Town』)


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