人生の楽しみ度

EOL

と聞くと、

End of Life＝IT業界で使われる〈生産終了〉〈販売終了〉〈サポート終了〉

かと思っていたら・・・、

 

Enjoyment of Life＝人生の楽しみ度

の意味もあるんだって！

 

で、それには４つの条件があるらしい。

（１）自分のすることが楽しいこと

（２）他人といることが楽しいこと

（３）自分の人生が楽しいと思えること

（４）最近エネルギーに満ちていること

 

このEOLが高くなると、

ヒトはよく動くようになるらしい。

ヒトは幸福になると、身体活動量が増大するということだ。

 

身体活動量が増えると、それだけ筋肉が使われる。筋肉が使われると筋肉組織から

マイオカインという１０年ほど前に発見された物質が放出されて、これが脂肪を分解して

血糖値を下げるため、生活習慣病の予防になるということらしい。

 

だから、EOLが高い人は、死亡リスクが半減する

んだって！

だから、昔、ジャック・ブレルが言っていたことは

正しかった事になる。

「動いてこそ人間だ。人間は動きながら死ぬべきだ。

動くのをやめると不幸になる」

 

付け加えると、

マイオカインは、下半身の筋肉、太腿やふくらはぎの筋肉が、

運動によって新しい筋肉に作り替えられるときに、特に出る

ということだから、ジョギングやウォーキングの有効性は、

こんなところからも説明できるのかもしれないね。

 

奥行き

見えないところに力を入れることで、

作品に奥行きが出る。

（黒澤和子／映画衣装デザイナー、黒澤明の長女）

汚れやほつれ

衣装は、

その汚れやほつれが

着ている人の生き方や人生を物語る。

（黒澤明）

その手を離せば

握っているその手を離せば、新しいものが掴めます。

一つの幸せのドアが閉じるとき、もう一つのドアが開きます。

（ヘレン・ケラー）

現実を見せよう

 

騙される人は、騙してくれる人を崇拝する。

そういう人に現実を見せようとすると、激しい攻撃を受けるのだ。

（アリストテレス）

 

拡張

今日、人間はかつて自分の身体で行っていた作業のほとんど全てを

拡張する技術を開発した。

歯と拳骨から始まった武器はついに原子爆弾となり、

人間の生理的な体温調節機構は、着物、家屋へと拡張された。

地面にしゃがみ込む動作は拡張されて家具に代替され、

電気製品、双眼鏡、TV、電話、書籍等は、時差を超えて声を運ぶことで、

肉体の行為を拡張する。

貨幣は労働を拡張し、備蓄する。

我々が今日利用する交通網は、その昔我々が脚や背中でやっていたことの

効果的な拡張だ。

実際、人間の手になる道具の全ては、かつて人間が我とわが肉体、もしくは

身体の特定の一部を使って行っていたことの拡張として受け取れる。

（エドワード・T・ホール『The Silent Language』）

 

そして今、人類はAIの向上によって、

脳さえ拡張しようとしている。

（稲見昌彦／東京大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻教授）