今日は雨のち曇り。今日はさらにぐっと冷え込んで寒い一日でした。午前中は家で仕事をして、午後はグループホームに出勤しました。
先月、「日曜日の初耳学」で林修がインタビューしていたイェール大学助教授の成田悠輔の話がとても面白かったので、本も読んでみることにしました。図書館になかったので買ってみました。成田悠輔の「22世紀の民主主義」、SB新書です。
インタビューで、若者が全員選挙に行ったとしても、若者は超超マイノリティなので何も変わらない、今ある選挙や政治をベースに考えても何も変わらない、経済成長の低迷も仕方ない、というような話をしていましたが、この本ではそんな民主主義をちょっと違う視点で眺め、考え直し、どう改造していくか構想を示す、ということにトライしています。
4つの章があり、「故障」で現状を把握し、「闘争」で今の民主主義との闘い方を考え、「逃走」で民主主義からの逃走を考え、「構想」で新しい民主主義を考える。構想で提案しているのが「無意識データ民主主義」です。選挙というデータ変換を拡大し、政治家はマスコットになる。それが副題の「選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる」です。
いや、本はもっと詳しく、奥深く、面白いのですが、なるほど、と思いながら、サクサク読みました。頭のいい人なんだなと思います。テレビのインタビューの方がインパクトがあって面白かった気がしますが、そこが賢いところでもあるのでしょう。こういう話は面白いですね。