今日は晴れ。午前中は家で仕事をして、午後はグループホームに出勤して、夜は合唱練習に参加しました。
図書館で借りて、櫛木理宇の「チェインドッグ」を読みました。友達に「死刑にいたる病 」が面白いと聞いて探したら無くて、「チェインドッグ」を改題した本だと分かって、「チェインドッグ」を借りて読みました。
鬱屈した大学生のもとに、連続殺人犯から届いた手紙。「罪は認めるが、最後の一件だけは冤罪だ、それを証明してくれないか?」という内容の手紙です。事件を追い、犯人の過去を調べる中で、自分の過去とも向き合い、徐々に明らかになっていく事実。
本当に怖いのは殺人事件でも明らかになる事実でもなく、操られていく心。こんな風に人は自分で選択しながら、人に操られていくものなのか。エピローグにさりげなく書かれた名前にもゾッとしました。最後まで読むと、タイトルの意味(鎖につながれた犬?)も怖いです。
映画化されたのですね。阿部サダヲ主演、映画も怖そうだなあ。