きときと日記

「きときと」とは富山の方言で「ぴちぴち(新鮮な)」という意味。きときとな日々の記録を更新中。

ミトンとふびん

2022-09-14 | 日々の出来事

今日は晴れたり曇ったり。ちょっと仕事があって、昨日に続いて、今日も午前中にグループホームに仕事に行ってきました。午後は家で仕事をしました。

図書館で借りて、吉本ばななの「ミトンとふびん」を読みました。6つの話が入っています。短い話もあり、長い話もあり、どれもとてもいい話でした。帯に「よりさりげなく、より軽く。しかしよりたくさんの涙と血を流して。」とあるように、さりげない日常や、ちょっと変わった人間関係が描かれる中で、大切な人の死と向き合う心の奥底を優しく描いています。この歳になって読んだから分かることもあるなあという気もします。しんみりするけれど、重苦しくない、やはり吉本ばななは好きな作家さんです。

あとがきで、「『デッドエンドの思い出』が一つの到達点だった。それから二十年、やっと次の山を登り切ることができた。...この本が出せたから、もう悔いはない。引退しても大丈夫だ。」と書いています。「デッドエンドの思い出」は私も好きな本で、そして、この「ミトンとふびん」もとても好きな本になりました。またいつか読みます。

自分のブログを「吉本ばなな」で検索したら、読んだはずの本が出てきませんでした。そういえば以前は「よしもとばなな」でした。なるほど、途中で変えたんですね。

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