きときと日記

「きときと」とは富山の方言で「ぴちぴち(新鮮な)」という意味。きときとな日々の記録を更新中。

ノースライト

2019-06-16 | 


今日は土砂降り。雨や風が強く吹き付ける、荒れた一日でした。午後は家で仕事しました。図書館で借りて、横山秀夫の「ノースライト」を読みました。ずいぶん前に予約して忘れた頃に届いた本です。長編です。かなり長かったです。一級建築士の青瀬が設計した渾身の出来の新築の家。しかし、家を訪ねてみると人が住んだ形跡はない。あんなに喜んでいたはずの一家が消えていた。消えた家族の謎を追うのがメインテーマですが、その謎解きはなかなか進みません。青瀬の別れた妻の話、設計事務所の所長の話、デザインコンペの話、あれこれ混じりながら、少しづつ少しづつ話が進みます。途中、こんなに長い必要があるのかと思いながら読み進みますが、最後、一気にたたみかける展開に、感動が待っています。泣けました。ここまで読んで良かったなと思いました。いろいろな謎が解け、過去から未来へそれぞれの思いがつながりました。

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