きときと日記

「きときと」とは富山の方言で「ぴちぴち(新鮮な)」という意味。きときとな日々の記録を更新中。

小説家の姉と

2016-11-27 | 


今日は雨。一日、雨が降り続きました。それほど寒くない感じでしたが、今日は父が家にいるので、一日中、ストーブをつけて、こたつでテレビを見ながら、父と二人でまったりと過ごしました。午後から妹が顔を出してくれました。図書館で借りて、小路幸也の「小説家の姉と」を読みました。図書館で見かけて、なんとなく借りて読んでみました。「東京バンドワゴン」シリーズの著者らしいです。主人公のお姉さんが小説家としてデビュー。ある日、お姉さんから一緒に住もうと頼まれた大学生の弟。疎遠だった幼なじみの男の子と再会し、彼女との付き合いも順調に進み、拾った猫をきっかけに、自然と、姉、弟、彼女、幼なじみの4人で過ごす時間が増えていきます。いろいろなきっかけで、話す機会が増える中で、お互いのことを知り、相手のことを思い、将来のことを考え、読者もそれぞれの性格や関係性を理解していく感じです。家族に小説家がいるというのは、ちょっと変わった環境かなと思いますが、4人の登場人物が淡々と日常を送る話で、何が言いたかったのかなあ、という読後感でした。お姉さんの真意も途中で明かされてしまいますし、まあ、なんかふわっと読み終わってしまいました。でも後味は悪くないし、ドラマ風でもあるし、読みやすくて、あっという間に読み終わりました。

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