悪の教典
2012-08-07 | 本
今日も、暑さが和らいで、過ごしやすい一日でした。久々に買ったサマージャンボは、当たりませんでした。残念。少し前に、図書館で借りて、貴志祐介の「悪の教典」を読みました。やたら分厚い本で、読めるかどうか心配しましたが、面白くて読みやすいので、すいすい読めました。学校が舞台のサスペンスで、前半は、いろいろな登場人物の日常が描かれ、主人公の蓮実という教師は、人気者として登場します。ところが、実は蓮実は、共感能力が欠如した狂人で、人の心を操り、嘘をごまかしながら、冷酷な仕打ちに及びます。後半は、学校に閉じこもった生徒たちをだまし、一人ずつ殺していくという、恐ろしい展開となります。なかなか残酷な話ですが、どんどん引き込まれて、面白く読みました。