名もなき毒
2009-07-09 | 本
蒸し暑い一日です。
友達に借りて、宮部みゆきの「名もなき毒」を読みました。最近、借りてばかりです(笑)。カッパノベルなので、普通の文庫本より少し大きめサイズで、上下2段組。結構分厚くて長い話ですが、とても面白くて、ぐんぐん読み進みました。
コンビニの飲み物に毒が盛られた無差別と思われる殺人事件と、トラブルメーカーのやっかいなアルバイト女性。それらに関わる人々を通して、世の中に満ちている、人間関係が生み出す「毒」を描いたミステリーです。犯人探しやトラブル解決がゴールですが、心の闇を間違った形でしか表現できない人、そういう人たちの前で無力な人、そういう人たちの「怒り」と「優しさ」と「弱さ」が、丁寧に描かれています。
トラブルメーカーとして登場する女性は、極端で、攻撃的で、非常識な女性なのですが、ここまでじゃないにしても、こういう「性質」を持った人っているよなあと、何人か思い出す人がいます。いるんですよね、こういう人。宮部みゆきってやっぱりすごい。
友達に借りて、宮部みゆきの「名もなき毒」を読みました。最近、借りてばかりです(笑)。カッパノベルなので、普通の文庫本より少し大きめサイズで、上下2段組。結構分厚くて長い話ですが、とても面白くて、ぐんぐん読み進みました。
コンビニの飲み物に毒が盛られた無差別と思われる殺人事件と、トラブルメーカーのやっかいなアルバイト女性。それらに関わる人々を通して、世の中に満ちている、人間関係が生み出す「毒」を描いたミステリーです。犯人探しやトラブル解決がゴールですが、心の闇を間違った形でしか表現できない人、そういう人たちの前で無力な人、そういう人たちの「怒り」と「優しさ」と「弱さ」が、丁寧に描かれています。
トラブルメーカーとして登場する女性は、極端で、攻撃的で、非常識な女性なのですが、ここまでじゃないにしても、こういう「性質」を持った人っているよなあと、何人か思い出す人がいます。いるんですよね、こういう人。宮部みゆきってやっぱりすごい。