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旅とエッセイ 胡蝶の夢

横浜在住。世界、50ヵ国以上は行った。最近は、日本の南の島々に興味がある。

⑭ インド人と商売するのは楽じゃない。

2015年06月27日 20時55分26秒 | 娘ノート
⑭ インド人と商売するのは楽じゃない。

 中国人は、大陸の一部の人達を除き、商売で交わした約束は守る。長くビジネスを続けるには、信用が大切な事を知っている。それに引き換え、インド人の商売はどうもすっきりしない事が多い。貿易の契約書であるL/Cにやたらと付帯条件を加えたり、取引が終わった後もナンダカンダとごねたりする。
 印度人というと、多数派のヒンドュー教徒(ベンガル、ドラヴィダ、パンジャブ等たくさんの部族がいる。)、北部(カシミール他)に多いイスラム教徒、ターバンを巻いた印度人はシーク教徒。シーク教は十六世紀に興った新しい宗教で、ベースはイスラム色が濃い。他に少数派の仏教、ジャイナ教、ゾロアスター教(パルシー=ペルシャ人の意、財閥のTATAはパルシー)
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⑬ 中国人は面子(メンツ)で生きている。

2015年06月27日 20時53分36秒 | 娘ノート
⑬ 中国人は面子(メンツ)で生きている。

 一言で中国人(華人)と言っても様々だ。学生の時、漢詩を読み文化大革命に憧れて中華街を歩いた。その文化大革命がとんでもない代物だったことが、後から分かった。
 中国人のイメージの原型は小学校の時の、ハーフの王君や余さんから来ていて、中国人はいつも落ち着いていて、大陸的でどっしり構えているのかと思っていた。ところが商売で本物の中国人に会うと、どいつも日本人以上にせっかちで、声がでかく(電話で話しているとケンカかと思う。)落ち着きがない。
 その後香港、マカオ、台湾、シンガポール、その他マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピンと様々な中国人と出会い商売をした。東南アジアで商売をすればいつも中国人が出てくる。彼らはシビアに1セントまで値切り、大ていはケチで恐妻家だが約束は守る。少なくとも自分はだまされた事はない。いい奴も一杯いたし友達も出来た。
 ただ大陸の中国人は要注意!共産党独裁政権で、生まれてから一度も選挙に行ったことが無く、現在40代50代の人達は子供の頃、文革で全く教育が成されていない【造反有理】つまり逆らうことが正しい、をスローガンに権力者を先生を、親をつるし上げる青春を過ごしている。台湾の華人が彼らにだまされ、あきれるほどの無軌道ぶりを発揮する。
 また全部で4,5千万人程だが、独特の客家語を使う客家(ハッカ)と呼ばれる歌人がいる。古くは秦の始皇帝の時代から何代かに渡って都を追われ南下した人達だが、教育を重視し義侠心に富むと言われる。海外進出が盛んだ。孫文、小平、リークワンユー、李登輝、フィリピンのアキノ一族は客家系だ。
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⑫ 君はどう思うの?

2015年06月27日 20時51分42秒 | 娘ノート
⑫ 君はどう思うの?

 何をしましょうか?これはどうしたら良いのでしょうか?
新人なら何でも聞けばいい。だけどそれも最初の二週間。
会社は学校じゃあ無い。銭儲けが目的だ。限られた時間で効率よく(利益率が高く)金を回収しなければならない。カリキュラムに沿って与えられた課題を一歩づつこなしていく訳ではない。
 常に次の手、新しい商売、現状の改善を模索、構築しなければ。「どうしましょうか?」「何をしましょうか?」には自分なりの答えを用意しまければならない。
 <君はどう思うの?>と聞かれた時に、「私はこう思います。何故なら~~という理由からです。最近ネットで面白いデータを見つけたのですが、それによると~、ただ私は経験もありませんのでご指導を仰ぎたいのです。」

 ずっと仕事をしていくと、フッと手が空き珍しく暇な瞬間が来る。そんな時、「何か手伝いましょうか?」も良いが、振り返って何か自分でやれること、商売の種、参考一目瞭然データ表等を作れないか考えてみるのも良いね。
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⑪ 日本は差別社会

2015年06月27日 20時50分05秒 | 娘ノート
⑪ 日本は差別社会

 日本の社長はイバリ過ぎ。外国の社長は、社員が気さくに話しかける雰囲気を持っている人が多い。もちろん欧米でも大企業は別かもしれないが。
 それと日本の会社の女性の地位は異常に低い。台湾では女性の社長、役員は当たり前。ただ日本の社会は閉鎖的、差別的で管理主義だが、階級制度は割りと流動的だ。下克上が有り得る。意外に思うかもしれないが、アメリカの階級制はガチガチで、スラムの娘が上院議員の息子と恋に落ちることは、映画の中でしかない。
 イギリスでは旧貴族と労働者とでは、まるで人種が違うようだ。平均身長は20cmは違う。ついでに言えば、日本の武士は十人に一人。ヨーロッパの騎士と貴族は、千人に一人、一万人に一人。一緒にはならない。
 海外でも同族会社は多い。特に華僑(インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアの経済を握っている。)系は全て血縁関係で結ばれている。不思議に思うのだが、ヨーロッパの会社でよく、歳の若い上司に年配のおっちゃん達というチームが、外から見てうまく機能しているように思われる。おっちゃんは対等に上司と話していて、イジけた所が一つも無い。After5の付き合いはほぼ無いし、割り切っているのかな。
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 ⑩ 敵を知り、己を知れば百戦危うからず

2015年06月27日 20時48分51秒 | 娘ノート
 ⑩ 敵を知り、己を知れば百戦危うからず

 キリスト生誕より五百年も前、春秋戦国時代の戦略家、孫子は言った。敵を知り、己を知れば百戦百勝。敵を知り己を知らざれば、又は己を知り敵を知らざれば、百戦して五十勝五十敗。敵を知らず己も知らざれば、百戦して百敗す。

 敵を知り己を知る、とは例えば、トヨタのBrake Master Cylinder, 46100-SA5-00Xという純正番号の品物が、ランドクルーザーのxxと△△、ハイラックスの○○に使われていて、サウジアラビアのマーケットではジェッダで、アフリカ向け再輸出を含めて年間およそxx万個、内陸のリヤドでxx万個の需要があり、有力なバイヤーはどことどこ。自分達の売値はUS$xxだが、ライバルの○○社は△△という商社を使ってUS$xxで売っている。我々の生産Capaciryは月に・・・台くらい。
 この商品に2ヶ使っているセンサーは、我々は□□社製でライバルはどこ製、価格は・・・  最近は台湾製も出てきて~
 といった分析。相手も必死なのだから容易には勝てない。 ん? ちょっと孫子とは外れたか。

 太平洋戦争の時の日本軍、特に帝国陸軍はおごりたかぶり、敵をあなどり軽く見た。敵を知らず己を知らず、百戦して百敗するのが当然。
 ブリキの戦車しか持たず、明治三十八年制定の連射の出来ない骨董品のような銃を持たせた兵隊に、十字砲火の複層陣地に向かってバンザイ突撃させた。日本軍の兵士は鬼も泣くほど勇敢に戦ったが、アメリカの海兵隊の若者達だって勇敢だった。『マリーンの兵隊は鉄条網で体を洗う。』日本の高級参謀の言うように、悲鳴をあげて逃げ惑う奴などいなかった。
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