「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

サウジアラビアとカルロス・ドゥアルテ氏が描く「ブルーカーボン」構想とは?<2023年7月

2023-07-30 19:00:54 | 自然災害・気候変動

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2022年1月6日10:28 午前2年前更新
特別リポート:オイルマネーで脱石油、サウジ戦略転換の現実味
https://jp.reuters.com/article/climate-change-scientists-duarte-idJPKBN2CS024

二酸化炭素の排出量を削減できないなら、自然の持つ二酸化炭素吸収量を増やせば良いと言う発想です。

ここに出てくるスペインのカルロス・ドゥアルテ氏は検索しても出てこない珍しいほどにマイナーで無視されている学者です。

しかしドゥアルテ氏の「ブルーカーボン」構想をサウジアラビアが評価し資金を提供し、研究と実験が進められています。

その壮大な構想の割には、実に評価が低いです。評価の低い大きな理由は、サウジアラビアの資金を頼っていることにあると思います。

では、その資金を提供する欧米諸国や企業があったのかと言えば、ないです。であるなら、サウジアラビアの提供する資金を活用する事に、何ら問題はないはずです。

サウジの資金を利用するからいい悪いの問題ではなく、その研究が有意義であるかどうかが問題であるはずです。

私は、「ブルーカーボン」構想の研究は有意義であると思います。

『海草や海藻が群生する藻場の再生は特に効果が期待されており、同じような場所にある熱帯雨林の最大15倍もの炭素を貯蔵できると、ドゥアルテ氏は試算している。』

この構想が有意義でないはずは、ありません。
研究して実用化に向けて努力するべき課題だと思います。

何故なら、海水温の上昇で世界的にサンゴや海草や海藻が失われつつあるからです。

紅海は海水温の高い海です。そこで生育できるサンゴや海草や海藻は、世界中で海水温が高くなりつつある海域でも生息できると言う発想です。

つまり、高い海水温で生きることが出来る紅海のサンゴや海草や海藻を、サンゴや海草や海藻の死滅しつつある海域に移植すれば、海の生態系を維持することが出来、多くの二酸化炭素吸収能力を維持できると言う発想です。

まさに今、必要とされている技術です。紅海のサンゴや海草や海藻の移植が可能であるなら、死につつある海の生態系を守り維持し、あるいは増やすことも可能であるかもしれません。

今の地球環境を考えるなら、絶対に必要な技術です。
それを人格攻撃で葬り去ることがあっては、ならないと思います。「ブルーカーボン」構想が成功する事を願います。

海水温がカ氏100度超 サンゴ礁が大規模白化、救出急ぐ 米フロリダ州
2023.07.26 Wed posted at 13:30 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35207015-2.html

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2023年7月11日10:02 午前18日前更新
南極の海氷、過去最低レベルに 海洋温度上昇に懸念=WMO
https://jp.reuters.com/article/weather-outlook-wmo-temperature-idJPKBN2YR01C



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