「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

変わり者の医者の「目から鱗の健康法」とは?<2023年5月

2023-05-31 19:00:58 | 健康と医療

62歳の医師が「ラーメンのスープを最後まで飲み干す」理由 塩分の摂り過ぎより高齢者が注意すべきことは?
2023年5月29日(月)18時20分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2023/05/post-101757_4.php

科目が精神科だから好き勝手なことを言っています。しかし、読めば「目から鱗」の部分はあります。

☆高齢者の栄養と食事
「腹八分目」→「腹九分目」
「若い頃の8割弱は必要」
75歳以上でも1800~2100キロカロリーは必要
(体をどれくらい動かすかの違いによって幅があります)
体格の大きい人は、もっと必要です。

以下引用
『実際、高齢になると、今も「粗食」をむねとする人が少なくなく、高齢者の多くは、必要カロリー量を摂取していません。そして、低栄養状態に陥り、筋肉量が落ち、フレイル(健康な状態と要介護との中間の状態)への道を歩んでいる人が少なくないのです。

高齢になると、食欲が落ちていくにもかかわらず、「腹八分目」を心がけたりすると、いよいよ栄養不足になって、寿命を縮めることになりかねません。

たしかに、40~50代までは、「栄養の摂りすぎ」による生活習慣病が心配です。しかし、高齢になると、低栄養状態によるフレイル化のほうが、よほど心配なのです。

ことに、低栄養になると、心配なのは「転倒」です。タンパク質不足から筋肉量が落ち、ちょっとしたことでころびやすくなることです。そして骨折が原因で、寝たきりになるケースが少なくないのです。』

どうです?これまで考えていた事と同じですか?

さらに引用
『「腹九分目」などというと、「メタボが心配」という人もいらっしゃるでしょう。しかし、本当は、少しくらい「太め」なほうが、健康に長生きできます。

それは、世界中のさまざまな調査から、明らかになっていることです。「やや太り気味」(BMIが25をすこし超えたあたり)の人が、最も健康であることは、疫学的にはっきりしているのです。

たとえば、アメリカで、29年間にわたって行われた国民健康栄養調査によると、最も長生きするのは、BMI25~29.9の「小太り型」。一方、18.5未満の「やせ型」の死亡率は、その2.5倍も高かったのです。』

つまり、年を取るとやや太り目になるのは当然のことで、その方が健康を保てると言っています。むしろ、摂取カロリーを減らすリスクの方が、はるかに危険だと言っています。

さらに引用
『食生活を下手に見直し、摂取カロリー量を減らすと、確実に体と脳(心)の老化を早めます。カロリー量を減らすと、おおむねそれに比例して、摂取タンパク質の量も少なくなるので、筋肉量が減り、老化が急激に進むのです。』

多分、高齢者に多いと思われる・・
「パサパサの食事」
これが老化を促進している可能性が大きいです。

とは言え、カロリーだけがあればいい訳ではありません。だから、弁当や外で売っているオカズとの組み合わせを提案しています。本当は、野菜やタンパク質を摂取した方がいいです。1食卵2個も食べれば大体足ります(正確には3個)。

塩分についても言っています。
またしても引用
『その理由は、専門的にいえば、「高齢になると、腎臓が塩分を貯留する能力が落ちるため、むしろ塩分不足、低ナトリウム血症のほうが心配だから」ということになります。同症は、血液中のナトリウム濃度が不足する症状で、悪くすると、意識障害や痙攣を引き起こします。

そもそも、私は、「本当は飲み干したいのに、『我慢』する」という考え方こそ、「不健康」だと思います。塩分の害以上に、「我慢の害」が健康寿命を縮めることが多いからです。

不必要な我慢をすると、ナチュラルキラー細胞の活性が落ち、免疫力が低下して、ガンをはじめとする大病を招くリスクが高まります。』

要するに、今何となく意識している健康法は、大体間違えているということです。
特に、カロリー不足・タンパク質の不足・塩分の不足などは、決定的に健康を害するリスクが非常に高いと言えます。

私が、そう言っても無視するでしょう?
いつも言っています。
医者が言えば、どうです?
ちゃんと、考えてみた方がいいのでないですか?
タンパク質の不足は、決定的に悪いですよ。
必要な分量は、1食卵3個分です。これだけ食べて筋肉や骨が維持されます。足りないから、骨粗しょう症をはじめとする様々な高齢者の病気の原因になっていると思います。

塩分もそうです。腎臓系の疾患のある人や医者から特に制限を受けていない健康な人は、日本人の平均なら1日10gの塩分が必要です。夏場の汗をかく季節は、もっと必要です。

塩分など腎臓の病気のある人とごっちゃにされています。
健康な人は、かえって不健康になるでしょう?

塩分過多については、東北地方の例が「金太郎あめ」みたいに例示されます。昔の東北地方の塩分摂取量は、半端でなく多いです。
例 味噌汁
味噌の中に汁が入っている!
普通の人は、到底飲めません。
そう言う味付けが食事全般に行われていたから極端な塩分過多になっていたのです。

関東の少し濃い味くらいなら、全然問題ないと思います。東北の味噌汁の話は、本当です。昭和50年頃、東北から出てきたばかりの女の子がみんなのために味噌汁を作ってくれました。味噌の中に汁が溶かしてあるような味噌汁と言うより?あれは、あの時しか見たことがありません。(もちろん、みんなはお湯で薄めて飲んでいました。そのままでは、到底飲めませんから・・)

このような極端すぎる例を、塩分過多の例にしているのです。塩が少なすぎれば、確実に健康に害があります。心配なら野菜を食べておけば、野菜のカリウムと塩のナトリウムで、ちゃんとバランスが取れます。



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