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「北の山・じろう」時事日記

内容は主に海外時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

東部戦線・バフムト・クピャンスク・アウディイウカなど<2023・3・1ウクライナ紛争>

2023-04-05 10:53:13 | ウクライナ紛争

ロシア軍、東部に攻撃を集中 ウクライナ軍参謀本部
2023.02.28 Tue posted at 08:17 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35200589.html

現在、ロシア軍は増強した兵力を主に5方面に振り向けているようです。
北から順に
クピャンスク~ハルキウ州南東部
リマン~ドネツク州東北部
バフムート(アルチェモフスク)~ドネツク市北
アウディイウカ~ドネツク市のすぐ北
ブフレダール~ドネツク州南西
※ここは、攻撃失敗

ほぼ、ドネツク州の拠点を攻撃しています。
動員した兵力を考えると、各方面に3万~5万は配備できるでしょう。

当面の目標は、ドネツク州北部の拠点都市のクラマトルクスとスラビャンスクです。
リマンとバフムートは、その足掛かりとして必要です。
だから、今攻撃中です。

問題は、バフムートで去年の8月から攻撃されていますから、市街の破壊もひどいですし、多分ロシア軍も大兵力を集中していると思いますので、ウクライナ軍の消耗も激しいです。3方向から包囲されつつあり、仮に防衛戦を継続するとウクライナ軍の損害も大きなものになると思います。

既に後方の陣地は、完成して武器と兵力も配置済みだと思います。それは、バフムートとクラマトルクスの中間ぐらいの位置でしょう。

ウクライナ軍にとっては、大損害を出してまで防衛する価値は、もうないと思います。そこで戦っているウクライナ兵だって、去年の8月から戦いっぱなしの兵士も多いと思います。

ウクライナ陸軍の(最高)司令官が、2月26日に現地視察しています。東部方面軍司令官は解任されました。当然これまでの戦闘を評価されたためだと思います。
決めるのは、ウクライナ軍です。
大幅に兵員と武器を補給して、戦闘を継続するのか?
違う、選択をするのか?
どちらかです。

バフムートの他の前線は、攻撃は受けているものの今のところ、苦戦は伝えられていません。
アウディイウカなど、ドネツク州の州都ドネツク市の北10km位に位置しています。こんなところにウクライナ軍の軍事拠点があり、それを攻め落とせないのですからロシア軍が優勢とは言えません。
本来なら、何が何でも攻め落とさなければならない拠点です。ドネツク市の西に20kmも行くと、マリンカと言うウクライナ軍の拠点もあります。つまり、ウクライナ軍の反撃の準備が出来れば、いつでもドネツク市を攻撃できる体制にあります。

それらを放置して、バフムートばかりに戦力を集中して攻めまくるロシア軍の作戦計画は、かなりおかしいと思います。しかし、そうは言ってもウクライナ軍は現在、防御態勢にあり攻勢に出るのは、困難です。武器と砲弾の不足がその原因です。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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