「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ロシア軍がハルキウ州北部を攻撃(とのウクライナ側の発表)<ウクライナ紛争2024.05.11

2024-05-11 14:04:00 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

※末尾に記事を掲載しましたが、この件はウクライナの「やらせ説」もあります。

2024.05.10
ロシア軍がハルキウ州北部で大規模な砲撃を開始、幾つかの集落に侵入か
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-launch-large-scale-shelling-in-northern-kharkiv-region-possibly-invading-some-villages/

ロシアのベルゴロド州とクルクス州でのロシア軍の動き<ウクライナ紛争2024.05.08
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/2173ecdcc3a89406c03fc1f87e5bbf81
ロシア軍は第2戦線を準備しているのか❓&オケレタイン陥落の裏事情<ウクライナ紛争2024.4.25
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/5b5f8326628e164169d8839dbc1f9fee

既にロシアのベルゴロド州とクルクス州でのロシア軍の集結は確認されており、ついに始まったようです。
ロシア側軍事ブロガーの報告
「ベルゴロド州とハルキウ州の国境沿いに配備されたロシア軍は大砲、迫撃砲、ロケット砲を使用して大規模な攻撃を開始した」
「この攻撃の目的は敵の防衛能力を低下させ、越境攻撃の射点を破壊することにある」
「幾つかの地域で交戦範囲が2km~3kmほど拡大しているが、国境沿いの集落をロシア軍が占領するかどうか語るのは時期尚早だ」

と言うことで、本格的にここで第2戦線を形成するのかは不明です。本格的にやるのなら5万では到底足りず20万程度の兵力を投入すると思います。

ロシア側は、ウクライナの民兵組織がベルゴロド州とクルクス州を荒らしまわったり、ウクライナ軍が主にベルゴロド州を砲撃したりドローン攻撃するのを、放置してきました。
理由は、この方面で新たな戦線を形成するほどロシア軍に兵力の余裕がなかったからだろうと思います。だから目立った反撃はせず、越境してきた民兵組織を追い返す程度しかしませんでした。

ここにきてロシア軍の数の優位がはっきりしてきました。
そして現在の戦線のほかで軍事行動を起こす兵数的余裕が出来たのであろうと思います。
と言ってロシア軍も戦車や歩兵戦闘車、装甲車などは不足しているというのか枯渇している状態です。
武器の不足を考えると、本格的にハルキウ市を攻めるのは疑問があります。

攻撃されている集落は、「ストリレチャStrilecha」「クラスネKrasne」「ピルナPyl'na」「ボリシフカBorysivka」などで国境線の狭い地域です。

ウクライナ軍の方は、国境警備隊が中心で送れる部隊は増援で送ったようですが、間に合わせの二線級の部隊だと思います。ロシア軍の方も歩兵中心の軽装備の部隊のようですから、まあ弱い者同士がやり合うくらいだと思います。

ウクライナ軍の抵抗が弱ければ、この辺りに足場を築いておこうと言うことだと思います。
取り敢えずベルゴロド州への砲撃陣地を潰しておこうと言うことだろうと思います。

何しろロシアのベルゴロド市とウクライナのハルキウ市は直線距離で市街の端から端まで地図上の目測60km程度です。
だからウクライナの方からロシア領を荒らしに行くのは簡単です。砲撃するのも簡単にできます。
ロシアの方にやる気がないのをいいことにウクライナは、やりたい放題でした。
先日は、バスをドローン攻撃しました。
https://twitter.com/sputnik_jp/status/1787369855110332509
これは全くの民間人です。
ウクライナがこのような攻撃をした場合は、ほぼ無視されます。しかし完全な民間人をドローン攻撃すれば、戦争ではなく単なる殺し合いになります。

ベルゴロド州では、かなり民間人の犠牲が出ていますからロシア政府も放置は出来ません。
あまりやりたくないハルキウ州攻撃を始めたような印象もあります。

本格的にやるには、ロシア側の兵力は足りませんし・・
どうするのか❓
ウクライナは、放置すればロシア軍が食い込んでくるでしょうし、悩ましいところではあります。また、少ない兵力の分散を強いられることは確かです。

※珍しくサンケイが軍事ブロガー並みに速報しています。
『ロシア軍がウクライナ東部領内に1キロ進軍 ハリコフ州へ攻勢強める』
2024/5/10 21:08
https://www.sankei.com/article/20240510-6VN5OR3BGNMYVJWEBT5XRRHG4E/
しかし内容は、軍事ブロガーの圧勝ですね❓
面白い内容を報道しています。
ソースはウクライナの国内メデイアで9日に・・・
特殊作戦軍のルパンチュク司令官を解任
(昨年11月に就任)
後任にツレパク副司令官を任命

これが今のウクライナ政府です。
上手くいかないと司令官や指揮官クラスを解任します。
いわゆる失敗の責任の押し付けです。
「政府は悪くない=(絶対)正しい!」
「悪いのは、負ける司令官や現場指揮官だ!」

こんな調子で去年の半ば過ぎから司令官や指揮官クラスを解雇しまくっています。旅団長クラスは更にひどく、「後退⇒即解任」です。
特に被害のひどい旅団長クラスは、ほぼやる気をなくしていると思います。
最近のウクライナ軍のじり貧は、兵力不足と現場指揮官のやる気のなさに起因していると思います。
馬鹿らしくって、やる気がしないでしょう❓
(ゼレンスキー!お前がやれ!)
だから前線では、兵士の逃亡や投降が起きています。
あるいは部隊単位の勝手な退却とか・・・

※「やらせ説」Hara Blog
2024年05月11日08:30
ハリコフ国境へのロシア軍越境報道はかなり怪しい さすが芸人ゼレンスキー名演技か
http://hara.livedoor.biz/archives/52339031.html
2024年05月11日06:37
ハリコフ州北部国境5月10日までの状況 2022年とは違う
http://hara.livedoor.biz/archives/52339029.html

この事件に関して西側のメデイアの報道が速報に近いほど早かったのは、ウクライナ政府が大々的に広報したからです。
以前からこのエリアではロシア軍が威力偵察を行ってきました。今回、急に行った訳ではありません。
※と言うわけで実際にロシア軍がこのエリアで新しく攻撃を始めたのか、ウクライナの自作自演なのかは現時点では不明です。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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