「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ロシア軍は第2戦線を準備しているのか❓&オケレタイン陥落の裏事情<ウクライナ紛争2024.4.25

2024-04-25 20:35:56 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

オケレタイン陥落の裏事情
Hara Blog
2024年04月24日05:25
YouTubeショート動画【オチェレチノ陥落の内幕 ウクライナ軍第47独立機械化旅団 中隊長の嘆き】
http://hara.livedoor.biz/archives/52338668.html
概要を書くと1年ローテーションなしで戦闘に従事していた第47独立機械化旅団が、やっと交代させてもらえることになり交代する部隊が到着し交代するその時に、ロシア軍が襲撃したようです。
交代用の部隊が任務を拒否して撤退したため、交代を待ち望んでいた第47独立機械化旅団の兵士たちも戦闘意欲を失い撤退してしまったのが、オケレタイン陥落の理由のようです。
ロシア軍がそれを狙って絶妙のタイミングで襲撃したのかどうかは不明ですが、狙っていたのかもしれません。
偶然にしては、上手く行き過ぎています。
ともあれ❓
もう、オケレタインは陥落してしまいました。
これでアウデイーイウカ郊外西のウクライナ軍は、更に西に後退するしかありません。

※ただし、この情報はロシアのかく乱情報の可能性もあります。第47独立機械化旅団はアウデイーイウカ郊外の拠点を防衛していた部隊であり、オケレタインにいるのは、少しおかしな話です。
第3強襲旅団も考えてみると、コークス工場に応援に行った部隊でありベルデイチBerdychiかセメニフカSemenivkaで防衛戦を戦っているはずです。
ロシア軍が憎らしい部隊を2つオケレタインに、居たことにしているような気もします。特に第3強襲旅団は、元アゾフ連隊でありロシアにとっては、ネオナチそのものです。全員、八つ裂きにしたい部隊です。色々他人には分からない怨念もあります。

結構、情報が錯綜していて何が本当なのかは分かりません。オケレタインのウクライナ軍防衛部隊が、撤退したのは事実です。
そして、その後ロシア軍がオケレタインを短期間に制圧したのも事実です。


ロシア軍は第2戦線を準備しているのか❓
2024年04月24日01:11
4月21~23日X投稿
http://hara.livedoor.biz/archives/52338617.html

※この中に気になるX投稿があります。
①ウクライナの情報源は、ロシアの工兵がスームィ州とハリコフ州のウクライナとの国境で地雷の除去と撤去を開始したと報告している。
https://t.co/A9VkVopFwS pic.twitter.com/d9XbkSmTAC

②ウクライナ軍はすべての予備軍をスームィ州とハリコフ州の国境地帯に緊急に移送していると報告されている。防衛線と要塞の集中的な建設が進行中。
https://twitter.com/GyotokuShogi/status/1782495795469746608

添付の地図を見ると主にベルゴロド州付近でロシア軍が、何らかの動きを示しているようです。情報源はウクライナ側のようです。
当然、ウクライナ側も予期しています。

『ロシア夏季攻勢、予想外の場所になる可能性も=ウクライナ』
By ロイター編集
2024年4月24日午前 4:48 GMT+93時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/W3OCMZ6WUVJUZJZ5KCZUCIWX4A-2024-04-23/

今、多くの関係者がロシア軍の攻勢を予想しているのはドネツク州のチャシブ・ヤールChasiv Yarです。
事実、去年からバフムト西でロシア軍は積極的な攻撃を続けてきて、現在はチャシブ・ヤールChasiv Yarの東にある運河の手前付近まで迫っています。
しかし、現在ややスローダウンしています。
④単に武器弾薬の補給と増援部隊の配置をしているだけかもしれません。

これまでの勢いからするともうチャシブ・ヤールChasiv Yar攻撃を開始してもよさそうですが、なんだかためらっているようにも見えます。

ためらっているのは、⑤チャシブ・ヤールChasiv Yar攻撃が陽動作戦で本当の攻撃対象が、ハルキウ州である可能性もあります。
④であれば、やがてチャシブ・ヤールChasiv Yar攻撃を開始すると思います。

⑤であればウクライナ軍にとっては、事件です。
おそらくベルゴロド州との州境はあまり警戒していなかったと思います。
今、ウクライナ軍は突貫工事で防衛準備をしているようです。
ロシア軍が、ここから戦端を開いて第2戦線を形成するつもりなら20万人程度の部隊を準備していると思います。こんなところで新規の戦線を形成するには5万や10万では足りないと思います。

兵力不足のウクライナ軍は、大ピンチに陥ります。
⑥しかし、ハルキウ州の動きはウクライナ軍を分散させるための陽動作戦である可能性もあります。

 今の長い前線をさらに長くするほどロシアに武器や砲弾などの生産能力があるかどうかは、疑問があるからです。前線を広げすぎればロシア軍は、2022年の二の舞になる恐れがあります。
 もし第2戦線を形成するのならロシアは生産能力の問題を解決した(生産能力を増強した)のだと思います。ロシア国内のことなので、この部分は不明です。

中々、ロシア軍の作戦は複雑です。
本当にハルキウ州で新たに戦端を開くつもりなのか❓
それとも、チャシブ・ヤールChasiv Yar攻めの陽動作戦なのか❓

段々、ロシア軍のやりたい放題になっているのは事実です。

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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