「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(アメリカ)「アップルソースの作り方」写真

2023-04-07 10:58:49 | アメリカ合衆国
 

「アップルソースの作り方」 時間が止まった写真
2023.03.12 Sun posted at 12:15 JST
https://www.cnn.co.jp/style/arts/35200020.html

「アップルソースの作り方」は、記事の中にある通り1枚の写真です。「ハロルド・エジャートン氏が1964年に撮影した」
画像URL
https://www.cnn.co.jp/storage/2023/02/15/7fea068c272aaaab6fb12a2373487764/02-harold-edgerton-snap.jpg

当時の技術では、難しいと言うより困難な写真です。
色々試行錯誤を重ね、マイクで銃弾が発射される音を捕えその瞬間に自動的にシャッターが切られるという方法を考え出し、この1枚の写真が生まれました。

1957年に撮影された「ミルククラウン」
https://www.cnn.co.jp/storage/2023/02/15/355a2750a84934916db97d4c4807e269/03-harold-edgerton-snap.jpg

これも、有名な1枚だそうです。

元々、技術のために撮影された写真ですが、芸術性が高く評価され芸術作品として評価されています。その高い芸術性のゆえに、今も100枚以上の写真がスミソニアン・アメリカ美術館に所蔵されているそうです。

『エジャートン氏の写真が人々を魅了したもう一つの要因は、芸術的感覚に優れたエジャートン氏の目だ。構成の美しい写真は、世界中の新聞や雑誌に再掲載された。また現在、エジャートン氏が撮った100枚以上の写真がスミソニアン・アメリカ美術館に所蔵されている。しかし、エジャートン氏は新たな称号を拒否した。

エジャートン氏は「芸術家扱いはしないでほしい」と述べ、「私はあくまでエンジニアで、私が追求するのは事実だけだ」と付け加えたと言う。』

ご本人は、自分は芸術家でなく技術者だと言う立場を貫いたそうです。あくまで技術開発の過程でたまたま出来たものだと言う解釈なんでしょうね。

昔の人は頑固で自分の仕事への誇りがあります。
今だったら、これでお金儲けして有名になろうとするでしょう。

「今も(アップルソースの作り方の)講義を行っており、学生たちは変わった物の写真を撮ってやろうと考えている」

元が芸術のための技術ではありませんから、これを使った芸術は無理だと思います。
撮影者のエジャートン氏の残した遺産は?
「写真の分野も進歩させたと評価するが、一方でエジャートン氏の研究は科学と産業にも多大な影響を与えた。」
と考えられており、やはり技術者です。

しかし、写真は確かに芸術作品の評価を受ける価値はあると思います。あまりにもシンプルで美しいと思います。



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