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福知山の営業所を閉鎖 京都支店に統合 ゼンリン 

2009-10-08 | 福知山市
住宅地図最大手のゼンリン(本社:福岡県北九州市)がこの程、福知山市にある北京都サービスセンター(同市昭和新町44)を閉鎖している事が判明した。景気低迷に加え、過疎化が進む中、福知山に所在する支店・営業所が次々と閉鎖・統合されており、同市の地域拠点性が揺らいでいる。

ゼンリンは1948年創業の住宅地図最大手メーカー。北京都サービスセンターは京都府北部の営業拠点として、北京都営業所として開設された。その後、サービスセンターに格下げされたものの、北近畿地区で唯一となる拠点だった。

今年に入り経営効率化のため、全国でも最小で不採算営業所であった同サービスセンターの閉鎖が決まり、京都支店(京都市中京区)に統合された。

今年に入りアフラックやオリエントコーポレーション、武富士、東洋シヤッターなどが東証一部に上場する大手企業が相次いで福知山に所在する営業拠点を閉鎖・統廃合しており、同市の地域における拠点性が低下している。

一方、綾部市には福知山などにあった営業所が移転する動きがあり、また舞鶴市も海事系企業が支店などの立地を進めており、北近畿の各都市の都市間競争も激化している。