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保留地の入札ゼロ 福知山駅周辺区画整理 市、赤字拡大懸念

2009-10-22 | 福知山市

毎日新聞(10月22日付)舞鶴支局版

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市保留地 入札ゼロ 福知山駅周辺土地区画整理事業 市、赤字拡大懸念

福知山駅周辺の高架事業に伴う福知山市の駅周辺土地区画整理事業で、駅南東側の市保留地1区画(1,387㎡)に入札者がなかったことが21日分かった。にぎわい創出を目指す市が、最低価格約1億5,018万円(1㎡10万8,300円)で一般競争入札の参加者を募集していた。地価が下がる中、事業の赤字が懸念され、今年度の事業特別会計に約2億円を基金から繰り入れたばかり。保留地が売れなければ、事業の赤字が膨らみ、一般会計などからの補てんが増えるため、市は随意契約での売却を目指す。

保留地全体約9,000㎡の中では大区画で、今月2月までの申し込み期間に応募がなく、最低価格での随時契約に切り替え。5日から土地の購入者の募集をしている。

一方、同時期に一般競争入札での売却を目指した駅北西側の保留地1区画(約817㎡)には1社だけが応募。入札は成立せず、最低価格の約9,106万円(1㎡11万1,400円)で随意契約し、売却した。

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