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出荷額・就業者数ともに大幅減 過去最大 長田野工業団地

2009-05-28 | 福知山市

京都新聞(5月28日付)

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出荷額303億円の大幅減 完成以来、最大下げ幅 長田野工業団地08年度

京都府福知山市の長田野工業団地の2008年度製造出荷額は2,404億円で、過去最高を記録した07年度に比べて303億円(11%)減少したことが27日、分かった。昨年秋から世界同時不況の影響で1974年の工業団地完成以来、最大の下げ幅になった。団地内の就業者数も前年同期に比べ1割以上減っているという。

この日、福知山市で開かれた立地企業15業種40社でつくる長田野工業センターの通常総会で報告された。出荷額の減少についてセンターは、昨年秋から始まった世界同時不況を原因とし「長田野工業団地立地企業内の自動車、半導体、家電など輸出関連業種を直撃した」と分析している。

パート・派遣社員を含めた団地内の総就業者数は、今年4月現在で5,335人で、前年同期比で809人(13%)減少したという。

センターの田晴重理理事長は「厳しい事態だが、会員相互の連携を強めて対処したい」と総会であいさつし、雇用確保や工業団地の活性化などに向けて立地企業の協力を求めた。

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京都府北部の工業を牽引してきた長田野工業団地でも出荷額、就業者数とも大幅減という厳しい報告で、経済全体の先行きが非常に懸念されます。

ただ5月中旬から低燃費車関連の企業が活力を取り戻しつつあり、福知山市ではGSユアサが工場増設、舞鶴市でも日本板硝子の生産回復など明るい話題も徐々にではありますが出てきていますので、今が頑張り時なのかも知れません。