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産業振興・企業誘致など具体策検討へ 中丹力再生協が初会合

2008-06-24 | 地域全般

京都新聞(6月24日付)より

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産業振興具体策 検討へ  中丹力再生協が初会合

京都府中丹広域振興局(舞鶴市)は23日、綾部市の市I・Tビルで、「中丹力再生地域産業活性化協議会」の初会合を開いた。同協議会は中丹地方の特性を活かし、企業立地の促進や中心市街地の活性化などで産業振興を図る狙い。舞鶴、福知山、綾部の3市が連携した具体的な取組み策を検討する。

昨年施行された「企業立地促進法」に基づく中丹地域の基本計画策定と地域産業振興に向けての行動指針づくりを目標に、同協議会を立ち上げた。

府や3市、商工会議所、工業団地などの関係者や民間事業者、学識経験者ら22人が委員になり、ものづくり産業や中心市街地の活性化、舞鶴港の活用、新たな事業分野の開拓などについて、年内をメドに2つのワーキンググループを設け、協議を進める。

初会合には委員を含め約40人が出席。座長に京都職業能力開発短期大学(ポリテク京都、舞鶴市)校長の冨田康光氏を選び、委員らが意見交換。「中丹3市の互いの強み、特性を学ぶことから始めたら、いろいろ見えてくる」「観光も中丹全体で考えれば物語性や歴史性が出て楽しくなる」「農業の弱さを強めるため加工、輸送面を考えたい」「舞鶴港に人と物を集めるシステムづくりを」などの意見が出された。

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舞鶴市、福知山市、綾部市の3市で構成する京都府中丹地域ですが、横のつながりは希薄という指摘が前々から出されていました。

舞鶴港を有し、物流拠点の舞鶴市、長田野工業団地などを有する工業都市の福知山市、交通の要所の綾部市とそれぞれの特性を活かし、タッグを組んで今、地方が取り組むべき企業誘致や産業育成、また中心市街地の活性化の具体的施策を講じていってもらいたいですね。