京都新聞(10月31日付)
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由良川整備の促進を要望 流域市町意見交換会
京都府北部の由良川の流域6市町で作る「由良川治水促進同盟会」は29日、地元国会議員との意見交換会を初めて東京都内で開き、由良川の河川整備の促進を求めた。
会長の松山正治福知山市長ら5市の関係者のほか、民主党の北神圭朗衆院議員と小原舞衆院議員、自民党の谷垣禎一衆院議員が出席した。
松山市長は由良川水系河川整備計画に台風23号で被害を受けた流域25地区を盛り込み、福知山、綾部市の中流域で約30年の事業期間を短縮するよう要望した。谷垣氏は「由良川の治水は政治の根本問題。努力したい」と理解を示し、小原氏は「由良川の治水は最重要課題だ」と答えた。
また四方八洲男綾部市長は、新政権が掲げる「コンクリートから人へ」の方針に対して「聞こえは良いが、コンクリートが人の命を守る。スローガンは下ろすべきだ」と民主議員に迫った。北神氏は「コンクリートがすべて悪い訳ではない」と説明。小原氏も「治水でコンクリートと人は対立しない。命を守る政治に取り組む」と話した。
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