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京都府内の6漁連 合併へ 来年めどに京都府漁連設立

2009-06-17 | 地域全般

京都新聞(6月17日付)

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京都府内の6漁協、合併へ 「府漁協」、来年1月1日めど

京都府の日本海沿岸で海洋漁業に携わる全6漁協は16日までに、来年1月1日をめどに合併し、「京都府漁協(仮称)」を設立する方針を固めた。漁獲量や組合員の減少など難題が漁協を取り巻く中、合併による規模拡大で解決を目指す。

府内には現在、舞鶴市、宮津市、伊根町のほか、京丹後市の丹後町、網野町、湊の計六つの海の漁協がある。合併が実現すれば、都道府県単位で海の漁協が一つにまとまるのは山形、石川、大分の各県に続き4番目となる。

高齢化や後継者不足による組合員の減少、漁獲量の低下に伴う漁協の経営難などが懸念され、10年ほど前から一つの漁協への合併に向け、各漁協の役員らが協議を進めていた。

各漁協の組合長らによると、合併によって漁協運営の効率化や組合員へのサービス向上、広域での資源管理による漁獲量の回復などを図るという。

今後、組合員向けの合併説明会を順次開き、今年9月をめどに各漁協で新漁協設立の賛否を問う総会を開く予定という。

合併協議会長の佐々木新一郎・丹後町漁協組合長は「組合員の経営や生活基盤を守るために、合併は避けて通れない。負担を強いる面もあるが、漁業の未来を守るため、全組合員に理解を求めていきたい」と話した。

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