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霧ヶ峰自然保護センター 自然情報ブログ

自然情報・登山情報・イベント情報・霧ヶ峰パークボランティアの活動など霧ヶ峰の今を伝えます。

4月の積雪

2020年04月13日 | Weblog
霧ヶ峰では、4月になっても積雪を記録する年は過去にもありました。

先日も、霧ヶ峰の今の道路状況についてのお問い合わせに
「今年は雪が少なかったので、路面はドライです」と、ご案内したばかり
だったのに、今日は景色が一変!


ドライだったセンター前のビーナスラインもしっかりと雪が積もりました。

春の準備をしていた自然保護センターでしたが

御覧のように冬景色に逆戻り!!

センター横のベンチの辺りで、積雪は10㎝近くになっていました。

この時期の雪は、上雪(カミユキ)になることが多く、湿気があって割合と大き目で
グチャグチャと融けやすいので積もっても直ぐに融けるのですが、
今日のは雪が細かく湿気は多いのですが積もって来ています。
明日の朝までにどのくらい積もるのか心配ですね。夕方の気温は氷点下1度
くらいでした。

トップページのお知らせ欄にも書きましたが、
霧ヶ峰自然保護センターは、新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、
また、お客様と職員の健康や安全に配慮するため、当面の間、開館を見合わせております。
開館の時期等については、決まり次第、WEBサイト等でご案内いたします。
ご不明な点がございましたら、霧ヶ峰自然保護センター 0266-53-6456
までお問い合せください。
 ご迷惑をお掛けしますが、皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。

霧ヶ峰登山道情報

2020年03月26日 | Weblog
霧ヶ峰では10日ほど前は、あたり一面雪景色になって
いましたが、気温の上昇とともに雪がだいぶ溶けていました。

〈3月25日 車山肩にて〉

車山湿原脇から車山湿原への入り口は雪がまだありますが、
少し歩くと木道の雪がほとんどありませんでした。

〈車山肩から車山湿原へ〉

車山肩から蝶々深山への道は雪解けで地面がかなりぬかるんでいます。
泥沼のようで歩くのも困難なほどです。

〈車山湿原から蝶々深山への登山道〉

なんとか山頂へたどり着くと、すっきりとした青空のもと
周りの山々がよく見渡せました。

〈蝶々深山山頂。右側が車山、さらに奥左が蓼科山〉

ここから先物見岩(ものみいし)方面へは、毎年のことですが、
下り斜面に雪が残り、その先はぬかるみが待ち構えています。

〈蝶々深山から物見岩方面〉

日差しがあるときはぬかるんでいるため、スパッツかオーバーパンツは必須。
靴が泥だらけになっても構わない!という覚悟でお進みください。
早朝は雪が凍っていると思われるので、
滑り止めがあったほうが良いかもしれません。

ほかの登山道でも残雪とぬかるみが多数あるので、
春のこの時期の散策は十分お気をつけください。

〈沢渡から車山肩へ〉

私は木道とぬかるみで何度か転び、湿原に響き渡るような
声で叫んでしまいました。

この日は、モズ、マヒワ、コガラ、カケスなどの野鳥や
冬鳥オオマシコも二羽見かけました。
体全体が朱色で、枯れた木の間で目立つ色です。

〈オオマシコ〉

他にも赤色が目立つ鳥、ウソの姿も。

〈ウソ〉

まだ冬鳥の姿も見かけますが、そろそろ夏鳥のノビタキが
みられる時期です。
春はもうすぐそこですね。

今シーズン最後の冬期巡回

2020年03月14日 | Weblog
3月14日は今シーズンの最終日となります冬期巡回日です。
昨日までの霧ヶ峰は、「もう春だね」と言われるほどの暖かさで
センター周辺の雪はほとんど無い状態でした。


今朝方から降り出した雪は、だんだんと積もって9時の時点で3~5㎝ほどになって
巡回を始める10時ころには、車山肩で7~8㎝くらいになりました。


登山道や木道にも積もった雪は、少し湿り気が多く滑りやすかったです。



一緒に歩いたボランティアの方からも、今シーズンで一番冬らしい雪を感じられると言われるように、
キュッ、キュッと踏みしめながら巡回は進みました。

湿原の中も雪で覆われて、例年の3月の景色に戻ったようです。


巡回を終えセンターに戻ると、雪は10㎝ほどになりまだ降り続いています。

<センター前の階段>

<センター前の百葉箱>

センター周辺でも、久し振りの雪でまた冬の景色を楽しむことができました。







八島ヶ原湿原と鳥のさえずり

2020年03月08日 | Weblog
里では朝から雨でしたが、霧ヶ峰では久しぶりの雪が降りました。
朝の気温は-1.1℃、昨日から今日にかけての最高気温は5.5℃
と気温は高めです。

〈カラマツ林の雪景色〉

木々が雪をまとうと思わず見入って
写真を撮りたくなります。

〈センターから八島ヶ原湿原に向かうビーナスライン沿いにて〉

八島ヶ原湿原もあたり一面雪景色。
昨日までは木道の雪がほとんど無くなって
いましたが、今日は5㎝ほどの積雪がありました。

〈広場から湿原に向かう木道〉

しーんと静かですが、時折鳥の鳴き声が
聞こえてきます。
今日はシジュウカラ、ホオジロ、コゲラなどに
出会えました。

〈群れで動き回るカワラヒワ〉


〈高らかにさえずるシジュウカラ〉

登山道でかわいい足跡を見つけました!
先ほど目の前を横切ったホオジロでしょうか。


〈木道を横切った足跡〉

絵にかいたような鳥の足跡ですね。
こちらはキツツキの仲間、コゲラです。



〈ビーナスライン沿いの林にて〉

この日の散策者は少なかったものの、鳥たちは賑やか。
耳を澄ませながら歩くと、鳥たちに出会えるかもしれません。

車山湿原と冬鳥の様子

2020年03月01日 | Weblog
2月最後の巡回は車山湿原へ行ってきました。
この日の朝9時の気温は-2℃、最低気温は-14℃です。


〈2月29日 車山肩から見た車山湿原〉

歩き始めるとこんな景色に出会いました。


よく見ると草に氷が張り付いています。


冬は雪が凍り付いた「エビのしっぽ」がよく見られますが、
雪の少ない今年はいつもとは少し違った景色が見られます。

さて、車山湿原周辺の積雪ですが、30㎝ほどあり、
雪の感触を楽しんで歩ける程には積もっていました。
スノーシューやすべり止めはなくても歩けます。

〈木道のわきにはキツネの足跡が続く〉

積雪が少ないのでレンゲツツジの枝が出ています。



〈レンゲツツジの花芽〉
雪で保温されない分、気温が低く厳しい状態ですが、
また新たな花を咲かせようと必死ですね。

この日は冬鳥に出会えました。
「りりりりり…」と高い鳴き声と共に鳥の群れの姿が。
キレンジャクでしたが、あっという間に飛び立ってしまいました。


〈7~8羽のレンジャクの群れ〉


〈キレンジャクは羽の先端が黄色い〉

ヤドリギの実を食べるため、霧ヶ峰では
八島ケ原湿原のヤドリギに止まっていることもあるレンジャク。

今年はあまり冬鳥の姿を確認していませんが、
撮影できたらまた紹介します。


親子で楽しむスノーシューイベント

2020年02月02日 | Weblog
2月2日(日)、霧ヶ峰自然保護センターで計測した朝9時の気温はー5.1℃、
最低気温はー12℃でした。
すっきりした冬晴れの元、「親子で楽しむスノーシューイベント」を開催しました。

今回の参加者は16人。サポートするパークボランティアの方と職員
総勢約30人でにぎやかに歩きました。


<雪の上を楽しむ参加者>

歩いているとたくさん足跡を発見しました!
冬は夏には気づかない動物たちの行動が見えてきて面白いですね。


<誰の足跡?どこまでいったのかな?>


<野ウサギの足跡>

野ウサギの足跡がたくさんあったので、
もしかしたら近くにいたかもしれませんね。

しばらく歩いて見晴らしのいいところへ。
今日は空気が澄んでいて富士山や八ヶ岳がよく見えました。
これも冬ならではの景色ですね。


<八ヶ岳の山の説明をするボランティアさん>

写真を撮ったり眺めたり大満喫。
休憩時間に雪だるまを作る子もいました。みんな雪に夢中ですね!

<あっという間に完成!>

1時間半ほど歩きましたが、みなさん思い思いに楽しんでいました。
ぜひまた来年も参加してくださいね。


霧ヶ峰「スノーシューイベント」のおしらせ

2020年01月19日 | Weblog
霧ヶ峰自然保護センターから
イベントのおしらせです。

2020年2月2日(日)と9日(日)に
「親子で楽しむスノーシューイベント」を開催します。

〈昨年の様子〉

雪の上を歩くのに使われるのがスノーシュー。
日本でいう「かんじき」の西洋版で、
体が雪に沈み込まず歩ける便利な道具です。

〈スノーシューをお持ちでない方には無料で貸し出しも行います。〉

イベントでは、雪の上を歩いて自然観察をします。
雪の結晶を観察したり、動物の足跡を
見つけたり、雪の上にゴロンと寝転んでみたり…。



〈こんな景色が見られるかも〉

お子さんと一緒に、大人の方も童心に帰って
楽しめるイベントです。

詳しくは霧ヶ峰自然保護センターホームページをご覧ください。
多くの方の参加をお待ちしています。

冬の八島ヶ原湿原

2020年01月12日 | Weblog
1月12日(日曜日)、八島ヶ原湿原へ巡回に行ってきました。
昨年末から年明けにかけて積もった雪が、先日の雨で
融けているため、木道の様子が気になるところです。
ちなみに今朝9時の気温はー3.6℃で、昨日から今日までの
最低気温はー7.9度でした。


〈八島ヶ原湿原〉
歩き出すと、雪があるところと無いところとがあり少し歩きにくいです。
硬い雪にはチェーンスパイクなどの滑り止めが効きますが、雪のないところでは、
木道を痛めたり、刃を木道に引っ掛けて転倒してしまうおそれもあるので
注意が必要です。


〈雪が固くツルツルしているところもあるのでご注意を!〉


〈雪が舞う八島湿原〉
歩いていると雪が舞ってきました。
晴れた日は空の青と雪の白さのコントラストが鮮やかですが
私はこんな天気の日も冬らしくて好きです。



〈鎌ヶ池〉
八島ヶ原湿原はまだ雪に覆われていませんが、
積雪が増えると湿原内が一面真っ白になります。
昨年は2月頃からまとまった雪がありましたが今年はどうでしょうか。
もう少し雪が積もるとスノーシューも楽しめるようになりますね。
ただし積雪時でも国天然記念物の湿原内には立ち入ることはできません。

さて、道路の状況ですが、センターから八島ヶ原湿原へ向かう道の一部が
凍結しているところがあります。硬い氷の上に雪が積もり、非常に滑り
やすくなっていました。
滑り止めはもちろん、スピードを上げすぎないようにして、
運転には十分ご注意ください。
また冬期は美ヶ原方面へ向かうビーナスラインは閉鎖となっています。

運転に気をつけて冬の霧ヶ峰を楽しんでくださいね。

あけましておめでとうございます

2020年01月06日 | Weblog
1月5日
令和2年の最初の活動は、パークボランティアの方々と
霧ヶ峰にある高層湿原の巡回でした。

年末年始に積雪の少なかった霧ヶ峰でしたので、少し心配でしたが、
前日の雪で冬らしさを感じながらスタートできます。


〈今シーズン初めての活動にワクワク〉

この日のセンターの9時の気温-6.9℃も、風は少なく青空の下
スノーシューの必要はありませんが雪を踏みしめ出発です。



〈車山肩から車山湿原へと巡回開始〉



〈湿原への下り〉

久しぶりの雪の感触、ギュッギュッ、と柔らかい雪質で延長された木道を
進んでいくと、動物の足跡も見えてきました。

〈冬前に延長された木道〉

〈キツネの足跡〉

車山湿原を半周すると

〈車山肩方向を見る〉
少し汗ばむも心地良さの中、約2時間の巡回を終了しました。
積雪があっても、天然記念物である湿原内へは入り込まないようにしてください。

霧ヶ峰の冬を楽しむのはこれからです。厳しい寒さと爽快感を感じてみませんか。


※霧ヶ峰自然保護センターからお知らせ
霧ヶ峰自然保護センターでは、今シーズンも親子対象のスノーシューイベントを
2月2日(日)と9日(日)に開催いたします。
詳しくは、霧ヶ峰自然保護センターホームページ下記URLへお進みください。
http://www.lcv.ne.jp/~kirivc/kirigamine.htm



積雪状況(12月25日)

2019年12月26日 | Weblog
他の地域と同様に霧ヶ峰でも雪は少ないですが、先日の降雪でセンター前の
園地ではようやく15㎝ほどの積雪がありました。


〈12月25日撮影園地の様子〉


雪はサラサラで歩くとフワフワです♪
虫眼鏡でのぞけば結晶も見えるかもしれませんね。

雪が降ると、動物たちの歩いた跡も見えます。
では、ここでクイズです。


≪第一問、これは誰の足跡でしょう?≫





正解はキツネです♪
キツネは胸幅が狭く、足跡が一直線に並びます。
歩いているのか走っているのかでも形が変わりますが、
これは等間隔に並んでいるので、歩いている時のもののようです。


≪第二問、この二つの足跡は誰のものでしょう。≫





正解は、左がニホンジカ。
右は、これを撮影したスタッフのものです!
ちなみに、シカの足跡は先端が尖っています。

最後に車山肩の様子を。木々も白くなって、冬らしい景色になっていました。

〈12月25日撮影車山肩の様子〉

霧氷も見られました。
この時期は霧氷を撮影しに来るカメラマンの方が多いですね。

〈車山肩にて〉

霧氷は木だけでなく草花でもあります。
きらきらと輝く氷の花びらのようです。

〈園地にて〉

雪が降ると楽しみがいろいろあります。
これからの降雪に期待したいですね。