霧ヶ峰自然保護センター 自然情報ブログ

自然情報・登山情報・イベント情報・霧ヶ峰パークボランティアの活動など霧ヶ峰の今を伝えます。

霜柱と冬の夕暮れ

2019年12月10日 | Weblog
朝冷え込むと道端に現れる霜柱。
子どものころ、通学途中などで見つけて、
ザクザクと足で踏んで感触を楽しんだ記憶は
ないでしょうか。


〈車山肩から下り、蝶々深山と車山乗越との分岐〉

車山周辺では、遊歩道沿いに大きな霜柱ができていました。
高さが10㎝近くあって、普段なかなか見られない大きさにビックリ。
波打ったような形のところもあり、自然の作る造形美に
見入ってしまいました。


〈霜柱〉

霜柱は地表が0度以下、地中が0度以上の時にできやすいです。
地中にある水分が、土の中の砂粒や岩の隙間などを上がって
地表で凍り、次々押し上げられると霜柱になります。
さらに冷え込んでくると、霜柱はできづらくなるので
楽しめるのは今だけかもしれません。


〈車山肩から見た御嶽山〉

さて、夕方日が沈んでから面白い現象が見られました。
御嶽山の横にオレンジ色の光の柱が!


〈日の入り15分後の様子)

空気中にある氷の結晶が反射してできる太陽柱の一種でしょうか。
この時期、刻々と移り変わる空の色は見ていて飽きないです。

冷え込みが厳しくなってきた霧ヶ峰。
霧ヶ峰へ向かう道路は、特に朝晩凍結して滑りやすくなっています。
スタッドレスタイヤなど滑り止めを用意して、冬の霧ヶ峰にお越しください。




冬間近の霧ヶ峰

2019年11月15日 | Weblog
11月の霧ヶ峰は雲一つない快晴の日が続いています。


〈忘れ路の丘から車山を望む〉

草原は夏の賑やかさとはうって変わってとっても静か。
花や鳥、虫の姿も見えず寂しい気もしますが、
歩いていると足元にキラキラ輝くものを発見。


落ち葉に氷の結晶がついていました。
今朝の最低気温はマイナス5.5度。いよいよ冬本番の寒さですね。
静かに終わる秋に冬が訪れているような光景です。


冬の風物詩といえば霜柱。
5センチほどの大きなものを見つけました。



今日霧ヶ峰を巡回した霧ヶ峰パークボランティアの方も霜柱を見つけたそうで
「今の時期は花はないけど、こういうものを見つける楽しみもあるよね」
とおっしゃっていました。

さて、忘れ路の丘からは雄大な景色を眺めることができます。
雲一つない青空と雪化粧をまとった白い山々のコントラストが鮮やかです。


〈霧鐘塔と北アルプス穂高岳~槍ヶ岳〉


〈御嶽山〉


〈鹿島槍ヶ岳~五竜岳〉

霧ヶ峰ではいつ初雪の便りがあるでしょうか。
真っ白な雪原を歩くのも冬の楽しみのひとつです。

最後に、今年度霧ヶ峰自然保護センターは11月15日本日で閉館となります。
多くの方にお越しいただきありがとうございました。
来年は4月15日に開館します。
来年度も皆様のお越しをお待ちしています。

晩秋の霧ヶ峰

2019年10月28日 | Weblog
冬間近の霧ヶ峰。今朝は霜が降りていました。
昨晩から朝にかけての最低気温は0℃近くで、かなり冷え込んでいます。
既に富士山や南アルプス、八ヶ岳など周りの山々は白くなっています。


〈踊場湿原より富士山を望む〉
朝は雲海が出やすく、木々の紅葉と共に山並みを眺めるのもおススメです。

秋に自然の中を散策すると目に付くのがドングリ。
帽子を被ったような形のドングリを見つけると、拾って眺めてみたくなります。
センター前の樹叢ではミズナラの木が多く、ミズナラのドングリがたくさん落ちています。


〈ミズナラのドングリ〉

今の時期目立つのはこの木の実でしょうか。
マユミの木は枝いっぱいに赤い実をつけて目立ちます。



〈センター裏のマユミの木〉

さて、春から秋までを霧ヶ峰で過ごす夏鳥たちも数が減ってきました。


〈園地にて ノビタキ〉
ノビタキはオスが黒と白ですが、秋になると茶色になります。
オスもメスも茶色になるので区別がつきにくくなりますね。
秋から冬にかけては東南アジアなどの地域で過ごすため彼らともしばしお別れです。
これからは冬鳥の季節。アトリをはじめマシコの仲間などが姿をあらわすようになります。
彼らに会えるのもこれからの季節の楽しみのひとつですね。

最後にここ5日間の平均気温です。
最高気温は12.2℃、最低気温が4.6℃となっています。
霧ヶ峰は日中でも冷えこみますので、手袋や風を通さない防寒着が必需品です。
あたたかくしてお出かけください。

秋の霧ヶ峰

2019年09月14日 | Weblog
3連休の初日は清々しい秋晴れでしたね。
霧ヶ峰にはドライブをする人、登山をする人、写真撮影をする人や
中には秋の草花をスケッチする人もいて
それぞれの楽しみ方で秋を満喫されているようでした。

センターの周りでもススキが穂を出し、日差しを受けてキラキラと輝いています。


ススキの穂をよく見るとはじめはくるんと丸まっていてかわいらしいですね。



盛夏に比べると花の数は少ないですが、まだまだ咲いています。

〈園地にて ノコンギク〉


〈園地にて アキノキリンソウ〉


〈センター前にて ヤマラッキョウ〉

今年はヤマラッキョウやリンドウなど例年より開花が遅いものがありましたが
少しずつ咲いています。


〈センター前にて リンドウ〉
ペンシル型の蕾の形が面白いです。
センター周辺にも蕾がありますが、踏みつぶしてしまわないように気を付けて見てくださいね。

最後にここ5日間の気温を。
   最高気温  最低気温
9日 26.2℃   16.8℃
10日 26.3℃   16.5℃
12日 26.3℃   13.2℃
13日 21.2℃   12.0℃
14日 16.5℃    8.0℃

昼間気温が上がる日もありますが、朝晩はぐっと冷え込んできました。
日中も風が冷たくなってきたので体温調節ができるような支度で
お出かけください。




霧ヶ峰自然保護指導員

2019年09月02日 | Weblog
この夏、霧ヶ峰を訪れた方は、麦わら帽子に緑のベストを身に着けた
大学生の皆さんに出会ったでしょうか。


彼らは「霧ヶ峰自然保護指導員」。
指導員の活動は59年目で、今年は千葉大学、信州大学、江戸川大学、東邦大学
の学生が参加。
霧ヶ峰を訪れた方々に対して道案内や自然解説をし、
巡回ルートの整備や美化活動の他、外来種の駆除なども行っています。

当センターにも7、8月と毎朝やってきて、天候など情報収集を行ったり、
落とし物を届けたりしてくれました。

8月28日は2ヶ月間の活動の報告会が諏訪市役所であり、
センター職員も参加してきました。
指導員からは、巡回を通して発見した危険箇所の報告と、改善策の提案がありました。
霧ヶ峰の自然の大切さを知り、それを伝えていこうとする気持ちを感じ、
私たちも同じ気持ちで仕事に励みたいと思いました。


若い力が霧ヶ峰の自然や未来を担っています。
この夏の活動は8月末で終わりですが、
また来年の夏、彼らの姿を見かけたら声をかけてみてくださいね。