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霧ヶ峰自然保護センター 自然情報ブログ

自然情報・登山情報・イベント情報・霧ヶ峰パークボランティアの活動など霧ヶ峰の今を伝えます。

うっ寒っ!

2012年06月29日 | Weblog
「うっ寒っ!」
そんな言葉が思わず出てしまいそうな

今朝の霧ヶ峰。

その分、遠くの景色もきれいで
しかも幻想的。 

今朝は雲海では無く、うっすらと霞のよう

「車山湿原」から「蝶々深山」までの緩やかなラインが


車山の爆裂火口跡もくっきりと


日差しは強く暖かいのに
風は冷たい。

このまま梅雨開けちゃうのかな?

それにしても、気持ちの良い1日でした。


今が見頃!

2012年06月26日 | Weblog
早朝の草原を、静かに蔽い尽くす白いベール。
霧は青々としていた草木を、いとも簡単に
眼前から消し去り、小鳥たちはにわかに
ざわめき始めます。


ちょうどこの時期の霧ヶ峰の植物は、この霧の恩恵を受け、
すくすくと育っている筈なのですが…。
昨年頑張りすぎたのか、車山湿原のレンゲツツジの群落も
今年は少し一休みでしょうか。今くらいが見頃となります。


例年でしたら、一番目だっている筈のコバイケイソウ
出始めたときは勢いがあったのですが、
今では、ヤマドリゼンマイにも背丈で越され
白い花がついていないと、遠くからでは目立たないですね。


花が咲いているものも少ないです。

今日現在、霧ヶ峰で一番レンゲツツジの群落が見られるのが
ここ自然保護センター前の園地です。

シシウドにいます

2012年06月24日 | Weblog
夏を代表するシシウドが、恵みを受けて
じわじわ葉を大きくのばしています。
シシウドに注目すると。


お気づきになりましたか?
遠目だと、鳥のフンとか花びらと見間違えてしまいますね。
鎧のような全身白いボディ。
ゆっくりゆっくり動いています。


どこへいくのか?葉っぱの上を移動します。
下の様子を見下ろしているんだろうか。
冷静なのか鈍感なのか、肝っ玉がすわっているのかわかりません。


葉のうらも歩きます。
でも落ちないように葉の端っこをしっかりつかんでますね。


茎をわたって別のはっぱへ移動します。
命綱なしの綱渡りの気分でしょうか。


ひとやすみかな?


今日の主役、ヒメシロコブゾウムシでした。




夏はすぐそこ

2012年06月23日 | Weblog
レンゲツツジの開花が進み、車山湿原周辺以外は
そろそろ見頃を迎えますよ。
開花準備万端のレンゲツツジのつぼみが並んでいます。
ただ、例年より花数が少ないような印象を受けます。

さて、ほかのお花たちの状況は???
レンゲツツジとコンビネーションを組んで彩る
コバイケイソウ

全体でもつぼみが少ないですね。今年はおやすみかな?

おっとピンクのお花が咲いてますよ。

いよいよあざやかな夏を彩る花のはじまりですね。
ハクサンフウロ


日に日にどんどん姿を変えているのは、
花だけではありません。
葉をひろげる準備万端のようです。
カラマツソウ


夏はもうすぐそこにきているようです。
・・・にしては、まだ夜冷え込みを感じますが。

花々の移り変わり

2012年06月19日 | Weblog
車山肩で、ニッコウキスゲのつぼみを見つけました!



電気柵に囲まれていない場所ではシカに食べられたような跡もあり、
心配していたのですが、無事つぼみをつけているものがありました。
今年も、たくさんの花をつけてくれればと思います。

その他、咲いていた花はというと、
シロスミレ。

スミレも、咲いている種類が移り変わっていますね。

よく目立ちます、ウマノアシガタ。

別名キンポウゲです。
ツヤツヤ光って見えるのは、花びらを守る役割のクチクラ層の反射です。

また、散策路からちょっと離れていますが、
コバイケイソウが咲いていました。


レンゲツツジの状況は、
車山肩からビーナスの丘に向かった方では、開花が少し早いようでした。
それでもまだ1~2部咲きです。

レンゲツツジ情報

2012年06月18日 | Weblog
お問い合わせの多いレンゲツツジの開花を見てきました。
踊場湿原周辺の開花状況

道路からは、ずいぶん開花したように見えます。
三~四分咲きといったところでしょうか。

湿原周りの散策路を歩いても
かなり咲いてきているようです。

八島ヶ原湿原周辺。

こちらは、開花しはじめといったところ。
一~二分咲き。
近くでは、さかんにアオジがさえずっている姿が見られ、
ウグイスのさえずりもよく聞こえていました。

車山肩のビーナスの丘周辺。散策路の南側
背丈の低い若い木はニ分咲きくらい

散策路の北側、背丈の高い少し年取った木はやっと開花

まだこれから、といった様子ですね。

車山高原よりも白樺湖に近づくと

こちらはかなり開花が進んでいました。
道路から見える範囲の場所では、そろそろ見頃が近いのでは

梅雨に入り、天候が不安定になってきました。
レンゲツツジの開花の様子も、天気や気温に影響されてきます。
みなさまがお越しの際には、綺麗なたくさんのレンゲツツジの花が
見られますよう、天気にお願いしたい気分です。

耳をすまして

2012年06月16日 | Weblog
耳をすませば。

ジャーッッジュジャークジィウジィウジィウ・・・・・



この時期によく聞いていた音だったんですが、
何をしているのか、実際に私は見たことがありませんでした。
夕方の日没前、湿原にひびき渡る声。

空を見上げると、戦闘機のように速いスピードで
雲をきるように飛んでいる2羽のオオジシギの姿が。
さらに姿が小さいので、肉眼でもどこにいくのか
追っかけるのが精いっぱいなくらい。
いや、見失うこともしばしばありました。

いつしか2羽が呼びかけ合い、
すると、上空から中空へ向かってほぼ垂直にダイブ!!

そして、羽をひろげ、重力に逆らうようにおしりで踏ん張って
飛び上がる。“ズザァザザザザザッ”という羽が風をきる音。
テレビでみるスカイダイビングのパラシュートを
開いた直後以上の風を受ける力を感じました。


オオジシギの“ディスプレイ飛翔”の様子でした。
みなさんにこの迫力・力強さが伝わったでしょうか。
霧ヶ峰では、3つの湿原を朝早くか、夕方から夜にいくと
にぎやかな声が聞こえてきますよ。

◆◆ここ数日の気温(最低・最高の順に記載)◆◆

  最低気温  前日最高気温
10日  9.2     12.4
11日  9.3     16.1
12日 10.0     19.4

14日  8.2     16.3
15日  10.2    20.4
16日  9.8    20.9

車山湿原周辺の様子

2012年06月12日 | Weblog
引き続き、様子を見てきました。
車山湿原よりも下の樹叢の近くで、
ようやく開花したレンゲツツジを見つけました!

でも、車山湿原全体では、6月1日のブログ記事のように、
まだまだふくらむ前のかたいつぼみがほとんどの状態です。
このように開花に向かってふくらむつぼみすら、少なめです。
群落全体の見頃はもうしばしお待ちを。待ち遠しい限りです。


暖かくなってきたので、昆虫も活動しています。
蜜を探しにきたのでしょうか?
散ってしまった花の上をしきりに歩いていました。

ジョウカイボンという昆虫の仲間ですが、この変わった名前は、
今大河ドラマで話題の平清盛が由来になっています。
(出家後の浄海入道→浄海坊が転化したもの)

足元の小さな花は、ショウジョウバカマがそろそろ終わりを迎える頃です。


二日ほど雨が降った翌日に行きましたが、
湿原の周りの散策路の一部には水が溜まっていました。


当日が晴れていても、前日までの天気でぬかるんでいる場合も
ありますので、しっかりした足ごしらえでお越しください。

やっと開花…

2012年06月11日 | Weblog
毎年、霧ヶ峰のなかでもレンゲツツジが早めに開花する
伊那丸富士見台周辺で今年も咲きはじめました。


まだまだ咲き始めたばかりなので
花数は少なめです。

では、皆さんの関心の高い車山湿原の群落周辺は

やっと数輪、赤みを見つけるのができた状態で
やはり予想通り下旬が見ごろとなりそうです。
昨年を振り返ってみると、ほぼ同じくらいでしたね。

近くのコバイケイソウの見ごろも
同じ頃になりそうですね。


キャベツ畑のようなザゼンソウも
湿原のアクセントのようでした。


センター前ではスズランも開花してました。

レンゲツツジ開花情報

2012年06月05日 | Weblog
6月に入り、今年もレンゲツツジの季節が
近付いてきました。平年よりは少し遅れ気味ですが、

霧ヶ峰の中では比較的早く咲く踊場や富士見台、車山周辺では
蕾も随分膨らんできました。


それ以外の高原では、もう少し先といった感じです。


それでもクリンソウも咲き始め
周りにはニリンソウ、サンリンソウも
賑やかになってます。

そんな中、変わった生物が?

だれ?




答えの主は、モズでした

 ◆◆ここ数日の気温(最低・最高の順で記載)◆◆

     最低気温      前日最高気温
   31日   4.9         15.1
  6/1日   8.2         17.8
   2日   5.4          14.7
   3日   8.4         16.0
   4日   4.5         14.8
   5日   9.8         18.8