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霧ヶ峰自然保護センター 自然情報ブログ

自然情報・登山情報・イベント情報・霧ヶ峰パークボランティアの活動など霧ヶ峰の今を伝えます。

寒の戻り

2021年04月18日 | Weblog
3月はとても暖かく日差しが暑いと感じるような日が多かったのですが、
4月になり、寒の戻りと言うのでしょうか。
雪が舞う日が幾日かありました。

4月16日と18日の朝には雪が降り、地面にはうっすらと積もっていました。


霧ヶ峰では4月に雪が降ることも珍しくなく、よく開館の頃に冬景色に戻って
しまいます。




そんな開館前の4月14日に、霧ヶ峰パークボランティアの方、県職員、センター
職員とで館内の大掃除を行いました。


埃を落として床掃除をし、剥製を元の位置に戻して…と協力しながら作業をすすめ、
あっという間に終了しました。


清々しい気持ちで開館日を迎えたのですが、諏訪地域の新型コロナウィルス
感染症の感染レベルが5に引き上げられたことを受け、しばらく休館するこ
とになってしまいました。

とても残念ですが、変異株の流行もあり、感染拡大を防止するための措置
です。開館日は決まりましたらブログやフェイスブックでお知らせします。

春の野鳥たち

2021年04月10日 | Weblog
4月に入り、鳥たちの姿がよく目につくようになってきました。
渡り鳥で、春先に霧ヶ峰にやってくるノビタキ。
例年4月頭に姿を確認するのですが、今年は4月2日にオスの姿を
確認しました。

〈レンゲツツジの木にとまるノビタキ〉

冬になる前に南のほうへと移動しますが、どんな景色を見ながら渡り、
どんな生活をしてきたのでしょうか。
身近な渡り鳥であるツバメなどもそうですが、小さな鳥が長距離を移動し
海を渡るということは、改めて、生き物のたくましさを感じます。


〈ノビタキ・オス〉

たまたま近くで撮影できたノビタキは、胸の茶色の範囲が大きいように
見えました。オスは白と黒が特徴的ですが、秋ごろになると、全体的
茶色になり、冬羽へと変わります。
個体差もあるでしょうが、まだ少し冬羽が残っているのかな…?

これからまた、ノビタキには頻繁に出会えるでしょう。


〈ヒバリ〉

声高らかにさえずり飛翔するのが、ヒバリ。
春先は特に、草地を歩いているのを見かけます。


〈ノスリ〉

高い木にとまるノスリ。
しばらく見ていると、木の近くでホバリングをしたり、
名前の由来になったと言われるように、野を擦るように
ゆったりと飛んでいました。


〈ホオジロ〉

1年を通じてよく見かけるホオジロ。
センターの周辺では、つがいと思われる2羽が、いつも仲良く行動しています。

同じ鳥でも環境の違いによってみられる種類は異なりますね。
長い冬を終え、ようやく生き物たちの動きが活発になる季節がやってきました。