きらくなたてものや

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凛として温かい

2005年11月17日 | 目黒か邸
柿渋を塗った結果の表情。

襟を正したような木組みも相俟って凛とした雰囲気を醸し出す一方で、赤褐色の温かさを帯びている。
年輪がまた美しく映える。

柿渋塗りは難しいというけれど、視覚以外にも防腐性、防カビ性、防水性の向上などの機能面でも期待できるので、これからも積極的に提案していきたい仕上である。

例えば、天然乾燥材にはたまに乾燥が不十分で刻んでいるときに少しカビが出るものがあるが、柿渋を塗ると、あら不思議、経験上ほとんど消えてなくなることが多い。

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