きらくなたてものや

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

クリとサワラとイニシエの箱

2012年10月04日 | 今日のできごと
二宮し邸にて。

右手に見えるは、
クリの箱の流し台。

左手に見えるは、
サワラの箱の作業台。

正面奥に見えるは、
建主さんが持ち込んだ
古い家具。

骨董屋さんで、
手に入れたのでしょうか。

しっかりした作りの
かわいらしい家具です。

この家の厨房は、
三方それぞれの顔の
箱に囲まれて、

台所仕事が
楽しそうです。




撮影:畑拓

草原の上に立つ黒壁

2012年10月04日 | 二宮し邸
二宮し邸にて。

草原の上に立つ、
黒壁の家。

スギ板にこの黒色を
色付けする仕事も、
建主さんの手によるものです。

また焼杉にしても、
柿渋コートにしても、
自然な風合いの黒色は

緑が映えるので、
好きです。

気がつけばきらくなたてものやは、
最近外壁をこの仕上げとすることが
多いですね。

今後の外構工事により、
更に緑が深まる様子が
楽しみです。




撮影:畑拓

思い出す場所

2012年10月04日 | 二宮し邸
二宮し邸にて。

便所の壁は、
荒壁土塗りで
囲われています。

壁の様子をよく見てみると、
竹小舞の縦竹のリズムが
浮き出て見えます。

竹小舞は全て
塗り込めてしまいましたが、

用を足しながら、
みんなで手を動かした
あの日のことを
思い出すことが
できそうです。




撮影:畑拓

白壁から伝わること

2012年10月04日 | 二宮し邸
二宮し邸にて。

階段廻りは、漆喰塗り。

以前も紹介したとおり、
この家の漆喰部分は
全て建主さんが
下地をこしらえ、
塗ったものです。

遠くから眺めても、
近くで観察しても、

ていねいにていねいに、
仕事を重ねた様子が
伝わります。

決しておカネはかけずとも、
ていねいに手をかけた家。

きっとこの家は、
長生きだ。




撮影:畑拓