八王子や邸の襖は、
建主さんがお持ちだった
三種の手漉きの葛布を
貼っています。
前も申し上げたとおり、
葛布は今、機械で漉いていて、
手漉きの葛布はもう
ほとんど手に入らないとのこと。
機械漉きの葛布も
悪くはないのですが、
手漉きのものと比べると、
やはり味わいの深さは
手漉きのものには
かないません。
葛はその辺の里山に
たくさん生えていますが、
漉いてくださる人が
いなくなってしまったという
ことですね。
こんなに味わい深く、
またたいへん長持ちだというのに、
実にもったいないことです。
こうした手工芸品が
生き残れる世の中で
あってほしいと思います。
建主さんがお持ちだった
三種の手漉きの葛布を
貼っています。
前も申し上げたとおり、
葛布は今、機械で漉いていて、
手漉きの葛布はもう
ほとんど手に入らないとのこと。
機械漉きの葛布も
悪くはないのですが、
手漉きのものと比べると、
やはり味わいの深さは
手漉きのものには
かないません。
葛はその辺の里山に
たくさん生えていますが、
漉いてくださる人が
いなくなってしまったという
ことですね。
こんなに味わい深く、
またたいへん長持ちだというのに、
実にもったいないことです。
こうした手工芸品が
生き残れる世の中で
あってほしいと思います。
八王子や邸の
寝室の照明器具は、
碍子を介して
天秤梁の先端に
電気を配線し、
そこから
吊り下がっています。
天秤梁に
穴を開けるのが
忍びなかったということも
ありますが、
敢えて配線を
見せることにより、
梁に掛かる感じが
強調され、
器具の付け根の
何かと残念に
見えがちな存在感が
打ち消されるので、
かえって灯りが
引き立つように思います。
寝室の照明器具は、
碍子を介して
天秤梁の先端に
電気を配線し、
そこから
吊り下がっています。
天秤梁に
穴を開けるのが
忍びなかったということも
ありますが、
敢えて配線を
見せることにより、
梁に掛かる感じが
強調され、
器具の付け根の
何かと残念に
見えがちな存在感が
打ち消されるので、
かえって灯りが
引き立つように思います。