コブナグサ(小鮒草)の花がウッドデッキ近くの草地に群生して開花。「山渓ハンディ図鑑野に咲く花」によると、葉の形を鮒に見立てたもの。八丈島では刈安と呼んで、黄八丈の染料に使う。ススキ属にもカリヤスという染料植物がありコブナグサと混同されやすい。高さ20〜50cmの1年草。葉は長さ2〜6cm、幅1〜2.5cmの狭卵形で先はとがり、ふちに毛がある。基部は心形で茎を抱く。葉鞘にも長い毛がある。茎の先に長さ3〜5cmの花序を放射状に3〜10個だす。小穂は長さ3〜8mmで、芒の有無など変化が多い。
イネ科 イタチガヤ属
別名「カリヤス」
2016年10月22日午前10時20分
周りの野草に比べてやや大きめのメリケンガヤツリ(米利堅蚊帳吊)が目立った。Wikipediaメリケンガヤツリによると、温帯〜熱帯地方に分布し、日本には1950年代に渡来したと言われている。茎は叢生し、3稜形で太い。六月ころより花茎を伸ばす。花茎は大きいものでは100cmにもなり、先端に単一の花序をつける。花期は散発的に秋まで続く。花序の基部には苞が5〜6枚あり、特に長いものは50cmを超える。花序は多数の小穂が頭状に集まった、あるいは更に短い枝が伸びてその先端にも頭状に小穂が集まる。小穂は長さ5〜15mm、長楕円形でやや卵形に近く、左右から扁平。全体に緑色。鱗片は二つ折りになっており、卵形から卵状披針形、緑から黄色、あるいは白っぽく側面はやや半透明。特に基部近くでは両列の鱗片の間から主軸が見える。花は1本の雄蘂と雌蕊からなり、柱頭は三裂。果実は長楕円形で三稜形、灰黒色で長さ1.5mmほど。
カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
別名「おおたまがやつり」
2016年10月22日午前10時40分
↓ ミズガヤツリ、エノコログサと共に