アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

千葉大薬草園の植物_サルナシ(猿梨)

2017-05-31 | 千葉大

山渓ハンディ図鑑樹に咲く花によると、「花は雌雄異株。5〜7月、上部の葉腋に白い花を下向きにつける。花は径1〜1.5cm。花弁とがく片は5個。葯は黒紫色。両生花の花柱は線形で多数あり、放射状に開出する。果実は液果。長さ2〜2.5cmの広楕円形、10〜11月に緑黄色に熟す。香りがよく生食のほか果実酒にする。つるは丈夫で腐りにくく徳島県の「祖谷のかずら橋」はサルナシのつるで作られている」そうだ。
マタタビ科 マタタビ属 落葉つる性木本
別名「シラクチヅル・コクワ」
2017年5月29日午前10時15分

↓ 葉は互生。厚い革質。広楕円形で葉柄は赤い。







花弁とがく片は5個。葯は黒紫色。両生花の花柱は線形で多数あり、放射状に開出する。



↓ サルナシのツボミ(17/05/15)





千葉大薬草園の植物_キクバオウレン(菊葉黄連)

2017-05-31 | 千葉大

オウレンと言うときは普通はキクバオウレンを指すらしい。花を撮ったことがないので、来春は必ず撮りたい。葉は、セリバオウレンが2回3出複葉に対して、キクバオウレンは1回3出複葉。
キンポウゲ科 オウレン属 多年草
2017年5月29日











↓ 葉は、1回3出複葉


千葉大薬草園の植物_セリバオウレン(芹葉黄連)

2017-05-30 | 千葉大

山に出かけないと見られないと思っていたセリバオウレンとキクバオウレンが見られて感激。以前白馬山麓植物園に出かけたことを思い出し懐かしかった。漢方では根茎を黄連と称して健胃薬に利用されているそうだ。
今回はすでに花は終わり袋果になっていた。来春は、忘れず若い芽が出るころから追いかけて撮りたい。
キンポウゲ科 オウレン属 多年草
2017年5月29日午前11時



↓ セリバオウレンの袋果

↓ セリバオウレンの葉は、2回3出複葉。(キクバオウレンは1回3出複葉)。

↓ 以下は白馬山麓植物園のセリバオウレン袋果(11/07/03)、2回3出複葉がわかる?



↓ セリバオウレンの花、両生花と雄花がある。これは両生花で果実ができつつある(13/04/15)



↓ セリバオウレンの雄花、多数集まって咲くのでとても綺麗



千葉大薬草園の植物_ヒャクブ(百部)

2017-05-29 | 千葉大

広辞苑によると、「中国原産、高さ1m。根は塊状、葉は長卵形、3〜4片ずつ輪生。夏、淡緑色6弁の小花を1〜2個ずつつける。根の煎汁を人畜の皮膚寄生虫、特にアタマジラミの駆除に用いた。」
タコノキ目 ヒャクブ科 ビャクブ属 多年草蔓草
2017年5月29日午前11時



↓ 茎の上の方が蔓状になり最大2mほどになり、3〜4枚の葉が輪生する。



↓ 花柄の基部が葉柄と合着しているので、葉から花が出ているように見える





↓ 花後





↓ 花後の子房

↓ 数枚の葉が輪生。ツボミも沢山見える





大堀川周辺の野鳥_アオサギ(青鷺)

2017-05-23 | 大堀川周辺の動植物

大掘川も冬鳥が去り、とても寂しくなった。運が良ければキジ、カイツブリ、コサギ、チュウダイサギ、アオサギに出会える。通年出会えるカルガモも最近は数が少ない気がする。家の周りでは、近くの家の軒下に巣を作ったムクドリは子育てに忙しく、ギャアギャア大騒ぎ。毎年お隣りに巣を構えるツバメが今年も来ているようだ。夕方にはカラスが大騒ぎ、やはり子育て中なのか?我が家の庭には、毎朝数羽のスズメが来て、何やら餌をあさっている。この日は大掘川では、1羽のアオサギに会うことができた
ペリカン目 サギ科 アオサギ属(L93cm)
2017年5月12日午前6時40分
↓ 水草の陰でじっと小魚を待つ

↓ だれかに見られているような??

↓ それより見つけたゾ〜

↓ 抜き足、差し足・・・

↓ 獲ったどー






↓ まだ足りない!次ぎの場所へ

↓ ひたすら待つ


千葉大薬草園の植物_ハタケニラ(畑韮)

2017-05-22 | 千葉大

ビオトープの石積みの隙間からハタケニラ(畑韮)がゆらゆらと風にゆれていた。1頭のアオスジアゲハがやってきて次から次へと吸蜜。
国立環境研究所ハタケニラ によると、地下に球茎があり、その周りに多数の鱗片状の子球を付け、中央に花茎を伸ばす。花茎は長さ20〜60cm、頂部に膜質の2苞葉があって、その中から7〜20個の花がでる。花はニラに似て、白色で径1.5cm、芳香がある。花被は計6個、長さ10mm程度、雄ずいは6個、花糸にひれ(翼)を持つ。子房は3条の溝がある。果実は蒴果で長さ7mm程度、種子は長さ2mm程度、黒色で光沢ある。繁殖力旺盛で農家からは強雑草と嫌われている。種子を付ける前に、根茎(鱗茎)を土中に残さないように取り除くほかないそうだ。
ユリ科 ステゴビル属 常緑多年草
2017年5月15日





↓ アオスジアゲハ
アゲハチョウ科アオスジアゲハ属
参考サイトWikipedia アオスジアゲハ









千葉大薬草園の植物_ノイバラ(野茨)

2017-05-21 | 千葉大

大掘川では法面を白く染めるように多数のノイバラ(野茨)が開花しているが、この果実が漢方で有名なのだそうだ。
バラ科 バラ属 別名「野薔薇」
2017年5月15日





↓ ノイバラの花は径2cm位、花弁5枚、黄色い雄しべ多数。



↓ 大掘川法面で咲くノイバラ、今年はあちこちの法面で見られる。


昨年の大掘川のノイバラ (16/05/15撮影)


千葉大薬草園の植物_シナマオウ(支那麻黄)

2017-05-21 | 千葉大

小さな黄色い花を鉢一面につけ、大変目立った。最初、ネームプレートが花に隠れて見えなかったが、案内して下さった薬剤師さんが見えるようにしてくれた。広辞苑によると「マオウ(麻黄)とは、高さ約30cm。小形鱗片状の葉を対生、緑色でトクサに似、花は単生、雌雄異株。初夏、茎頂または上部の節に花穂を付ける。」ネット検索結果では、雄花序は黄緑色の小花を球形状につけ、小花から軸が伸び出て、先端部分に複数の葯をつける。雌花は緑色で単生し、秋には小さな赤い実(偽果)になるそうなので、今回撮った花は雄花ばかり、雌花も撮りたいが、遅れて咲くのかどうか?
マオウ科 マオウ属 常緑小低木 裸子植物
2017年5月15日









↓ 雄花序は黄緑色の小花を球形状につけ、小花から軸が伸び出て、先端部分に複数の葯をつける。





千葉大薬草園の植物_アカヤジオウ(アカヤ地黄)

2017-05-20 | 千葉大

薬局の宣伝用ののぼりに「○味地黄丸」等と書かれたものを見たことがあるが、これに使用されていたわけ。Wikipedia-アカヤジオウ によるとアカヤジオウの根を地黄というのだそうだ。花は4〜5月に花茎を立ち上げ、総状に花柄のある淡紅紫色の花を数個つける。花冠は筒状で先は5浅裂、唇形で横向きに咲く。ネット検索では、赤紫色の花をつけるジオウからアカヤジオウとなったとか・・・
ゴマノハグサ目 ゴマノハグサ科 アカヤジオウ属 
2017年5月15日
















千葉大薬草園の植物_トウキ(当帰)

2017-05-20 | 千葉大

大きな株になり、枝先の複散形花序にはツボミから果実まで全てが見られた。トウキ-Wikipedia によると、本州中部地方以北の山地の岩の間などに自生し、栽培もされる。全草に強いセロリに似た芳香がある。花は白い5弁花で、花弁は内側に曲がり、萼歯片は無い。花序のしたにある総苞片は無いか、あっても1個、小花序の下にある小総苞片は線形で数個ある。果実は長楕円形。
セリ科 シシウド属 多年草
2017年5月15日



















千葉大薬草園の植物_シャクヤクとボタンの花後

2017-05-19 | 千葉大

シャクヤクとボタンの花後が見られた。ボタン園などでは、花殻はすぐ摘んでしまうので、花後までは見る機会が少ない。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」は、それぞれの生え方を表している。シャクヤクは枝分かれせず真っ直ぐのび、ボタンは枝分かれして低く横に広がっていくから。また、シャクヤクは草本性(草)、ボタンは木本性(樹木)。
ユキノシタ目 ボタン科 ボタン属 
2017年5月15日











↓ ボタン
ユキノシタ目 ボタン科 ボタン属





↓ 西光院のボタン







千葉大薬草園の植物_アサザ(浅佐)

2017-05-18 | 千葉大

薬草園には二年ほど前訪ねたきり、その後行かなかった。今年のカシニワフェスタでオープンしていることを知り、久しぶりに訪ねた。案内して下さった診療所の薬剤師さんの話しでは、薬草園は昨年(2016年)秋にリニューアルし、通年オープンしているとのことだった。漢方で有名な薬草が丁寧に栽培されているので、出かけるのが楽しみだ。新しくビオトープが完成し、準絶滅危惧(NT)植物のアサザの花が見られ感動した。アサザの花をみるのは数年ぶりだ。
キク目 ミツガシワ科 アサザ属 多年生の水草
別名「ハナジュンサイ」
2017年5月15日







↓ アサザの花
花冠は直径3〜4cmで5深裂し、裂片の先端はへこみ、ふちは糸状に細かく裂ける。雄しべ5個、雌しべ1個。



大堀川周辺の樹木_エゴノキ

2017-05-17 | 大堀川周辺の動植物

開発が進みどんどん大きな樹木がなくなり、わずかに残された「みどりの広場」で、大きく背を伸ばしたエゴノキ2本が満開の花を付けていた。どちらのエゴノキもかなり傾いているので、いつか倒れてしまうのではないかと心配だ。また、倒れると危ないと言われて、切られてしまうかもしれないし・・・心配がたえない。ところで、この美しい花に似つかわしくない名前は、果皮がえぐいことに由来。えぐみはエゴサポニンという成分の味。
エゴノキ科 エゴノキ属
別名「萵苣の木(ちしゃのき)、轆轤木(ろくろぎ)」
2017年5月17日午後5時30分
↓ エゴノキ(その1)、周りの木に比べかなり傾いている。

↓ 直立した後の木と比べると、かなり傾いている





↓ エゴノキ(その2)、今にも倒れてしまいそう





↓ エゴノキの花(2013/5/23)
今年のびた側枝に1~4個の花をつける

↓ エゴノキの花は、花冠が深く5裂し、雄しべ10本花柱は雄しべより長い。(2015/05/08撮影)

↓ ツボミも可愛い。萼はコップ状。


柏の葉公園のキリ(桐)の花

2017-05-14 | 柏の葉公園

柏の葉公園のキリは2カ所で開花しているのを撮った。キリの花は枝先の円錐花序に多数。花冠は長さ5~6cmの筒状鐘形で、上部は5裂、裂片は平開する。萼には茶褐色の毛が密生。雄しべは4個で下側の2個が長い。ゴマノハグサ科の植物は草木や低木が多いが、高木になるのはキリだけ。樹は日本の樹の中で最も軽く、木目が美しく、狂いが少ない。
ゴマノハグサ科キリ属
2017年5月9日午前7時30分
↓ 野外ステージ横のキリ





↓ 郷土の森のキリ(17/05/06)

↓ 果実と花が同時に見られる

↓ 五分咲き?  ツボミと花


柏の葉公園のホオノキ(朴の木)

2017-05-13 | 柏の葉公園

朴葉焼き(ほおばやき)で懐かしいホオノキの花。樹が大きすぎて、近くでは花を真上から撮ることができない。開花前のツボミと花後の花を撮った。
モクレン科モクレン属
別名「ホオ、ホガシワ」
2017年5月9日午前8時













↓ ホオノキの花(07/05/10撮影、柏の葉公園)
直径約15cm。花被片は9〜12個、外側の3個は短い萼状、内側の6〜9個は花弁状。雄しべと雌しべは多数らせん状に集まってつく。雄しべは長さ2cmほどで花糸は赤色、葯は黄白色。花の寿命は短く、開花するとすぐに雄しべはパラパラ落ちてしまう。(参考「山渓ハンディ図鑑3樹に咲く花」)



↓ 花被が落ちて、雌しべと雄しべがハッキリと残っている花。これがいずれ袋果が集まった赤っぽい集合果になる?!


9月〜10月には赤褐色の面白い形をした集合果を撮りたい。