アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

タケニグサ(竹似草)が伸び始めた

2011-06-30 | 植物

フラワーセンターのアジサイの群落の間で、タケニグサ(竹似草)が伸び始めていた。成長したタケニグサ(竹似草)の草丈の大きさにも驚かされるが、蕾・花・実が同時に観察され、しかも面白い形に感動したのを思い出した。
ケシ科 タケニグサ属
別名「チャンバギク」
撮影2011年6月25日
画像クリックで原寸

 


  若いタケニグサ(竹似草)の葉


  アジサイを追い越すタケニグサ(竹似草)


  タケニグサ(竹似草)の蕾にトンボ

 


群馬県品木橋近くで出会った タケニグサ(竹似草)の花や実  
撮影2010年7月22日



メモ

・山野の荒地に多い多年草。
・和名は竹と煮ると竹がやわらかくなるからという。また茎が中空で竹に似ているからともいう。
・別名の「チャンパ」はインドシナの古い国の名で、渡来植物と考えたことによる。
・高さ1m~2m。茎や葉の裏は粉白色。葉は長さ20cm~40cmで互生する。
・大型の円錐花序に小さな花を多数つける。
・花には花弁がなく、顎片2個は白く長さ1cmで早く落ちる。
参考文献 山渓「日本の野草」


茨城県フラワーパークふれあいの森に60種3500株のアジサイ開花し始める

2011-06-29 | 樹木

25日の晩に知人から26日までの茨城県フラワーパークのバラ祭り招待券を頂いた。無駄には出来ないので、霧雨時々本降りの雨天気だったが、出かけた。 バラ祭りの最終日とあって、バラの花は、手入れはされているものの、ひところの華やかさはなかった。おまけに雨に打たれて無残な花も多かった。しかし、ふれあいの森のアジサイが開花し始めていたので、アジサイを見ることにした。咲き始めの花が多く、色とりどりの華やかなアジサイは見ることが出来なかった。
アジサイ科 アジサイ属
撮影2011年6月26日
画像クリックで原寸


  福寿草園横からなだらかな丘を登り始める


  正面の山の斜面のアジサイを見ながら遊歩道を行く


  振り返って見ると、両側に見事なアジサイ。
残念ながら、咲き始めたばかりで色はいまいち。


  ふれあいの森山頂へは、階段も整備されており登りやすい。


  途中にはなだらかな遊歩道も


  斜面一面のアジサイ。人が一人いますが見えますか?


おまけ  
ふれあいの森の奥に花のすべり台があるが、本日は雨のため休止。


  そりは左側から出発し、右側のゴールへ


  ふれあいの森から大温室や芝生の丘を見る。
この日、コスプレイベントがあり、パークのあちこちで
ゲームやコミックから抜け出してきたような人々に出会った。


  大温室前まで降りてきて、芝生の丘を見る


  大温室前からバラのテラスと入場ゲート方面


  入場ゲート横のドウダンツツジの植え込み風景

 


  コスプレイベントのためか駐車場は満車


茨城県フラワーパーク



なお、茨城県フラワーパークのアジサイ祭りは6月18日~7月10日
入場料大人ひとり740円


ナンテン(南天)の花

2011-06-28 | 樹木

アルの散歩コースにもナンテン(南天)の木に真っ白な花が目立つようになった。ナンテン(南天)は「難を転ずる」という語呂合わせから、縁起の良い木とされている。近所でも殆どのお宅に植えてある。葉は赤飯などの飾りに、実は南天実(なんてんじつ)という生薬で咳止めの薬として用いられる。
メギ科 ナンテン属
撮影2011年6月25日
画像クリックで原寸

 


  小さな花が集まり房のようになって咲くナンテン(南天)の花


  バナナの房のように見えるナンテンの花の雄しべ。
良く見ると、雄しべが落ちて、雌しべの花柱だけが残った細めの果実が出来ている。


  間違いなく立派な果実になること必至。


  ナンテン(南天)の蕾。


ナツツバキ(夏椿)の花

2011-06-27 | 樹木

マンション入口に植えられたナツツバキ(夏椿)の花が開花。
花は一日花。椿同様まるごと落ちて、開花したことを教えてくれる。
花は直径5cmほどで、花弁には繊細なしわがある。
ツバキ科 ナツツバキ属
別名「シャラノキ」
撮影2011年6月25日
画像クリックで原寸

 


  花弁が落ちたあとにはもう実が。
雌しべの先がちょこっと残っているのが可愛い。

 


  もうじき開花する蕾、花弁のしわしわがわかる


  仲良く並んだ祖母と孫のようだ。左が実、右が蕾


メモ

・名前の由来は、夏に咲く花がツバキに似ていることから。
・落葉低木~高木。
・原産地 本州東北地方以南、四国、九州、沖縄。
・葉はたまご形で長さ4~10cm、裏面には毛がある。
・花は杯形で白色、花びらは5枚で縁には切れ込みがある。
・仲間には小形のヒメシャラ、遅咲き種のヒコサンヒメシャラなどがある。
参考文献 日本文芸社季節の花図鑑、樹木図鑑


入笠山ハイキング 大阿原湿原で出会った花

2011-06-26 | 植物

大阿原湿原は標高1810mの高地に広がる約12ヘクタールの湿原。約3億年前に形成された地質で秩父古生層に属している。しかし湿原としてはすでに乾燥度が高く老年時代に入っている。そのため植物層も低木が侵入しており、尾瀬ケ原湿原のような状態ではない。湿原から流れ出る「テイ沢」は伊那市長谷の「小黒川」に合流。(以上パンフレットより)
撮影2011年6月15日 
画像クリックで原寸


  シャトルバスで花畑から約10分で大阿原湿原に着く。木道階段を下りて湿原を回る


  目の前には、湿原の乾燥が進んだため、ズミ(コナシ)等が繁茂している


  歩き始めて数分で見晴らしコーナーへ。


  木道が整備されて歩きやすい


  やはり湿原だと分かる


  湿原の周辺の遊歩道は、ふかふかの土で歩きやすい


  湿地の上の木の橋


  テイ沢(伊那市長谷の「小黒川」に合流)



大阿原湿原でであった花


サギスゲ(鷺菅)
湿原に生える多年草。
ワタスゲに似ているが、ワタスゲが一つの茎に小穂を一つつけるのに対して、
サギスゲは数個つける。
カヤツリグサ科 ワタスゲ属

 


ニリンソウ(二輪草)
キンポウゲ科 イチリンソウ属


  スゲ類の植物と共存して咲くニリンソウ

 

 



テングクワガタ(天狗鍬形)
ゴマノハグサ科 クワガタソウ属


  ニリンソウの隣で咲くテングクワガタ


  群生して咲くテングクワガタ



マイズルソウ(舞鶴草)
開花を待つ。
バラ科 リンゴ属


コバイケイソウ(小梅薫草)
まだ蕾も見えないが、若い葉には光沢があり硬い葉脈もはっきり出ている。
ユリ科 シュロソウ属

 



入笠山ハイキングで出会った花、おわりです。
終わりまで見て下さって有難うございました。


入笠山ハイキングで出会った花 その2

2011-06-25 | 植物

入笠湿原で出会った花 その2
ヤグルマソウ・コメガヤ・コミヤマカタバミ・
ズダヤクシュ・キバナアツモリソウ・
マイヅルソウ・ズミ・シロバナノエンレイソウ・
釜無アツモリソウ・マムシグサ・スズラン等
撮影2011年6月15日
画像クリックで原寸


ヤグルマソウ(矢車草)
ユキノシタ科 ヤグルマソウ属
ヤグルマは葉の形にちなむ名でキク科のヤグルマソウ(ヤグルマギク)とは別の仲間。


コメガヤ(米茅)
イネ科 コメガヤ属
別名「スズメのコメ(雀の米)

 


カヤツリグサ科スゲ属の名称不明花



コミヤマカタバミ(小深山方喰)
カタバミ科 カタバミ属



ズダヤクシュ(喘息薬種)
ズダは方言で喘息を意味する。
草丈10~40cmで、
花は6~8月開花、数mmのごく小さい花が下向きに付く。
ユキノシタ科 ズダヤクシュ属

 



キバナアツモリソウ(黄花敦盛草)
ラン科 アツモリソウ属

 

 


マイズルソウ(舞鶴草)
ユリ科 マイヅルソウ属

 

 


ズミ(酸実)
リンゴに近縁な野生種。
花の蕾は薄赤色だが、咲くと白くなる。
バラ科 リンゴ属
別名「コナシ」

 



シロバナノエンレイソウ(白花延齢草)
花後
ユリ科 エンレイソウ属
別名「ミヤマエンレイソウ」

 



釜無ホテイアツモリソウ(釜無布袋敦盛草)
ユリ科 カタクリ属

 

 



マムシグサ(蝮草)
サトイモ科 テンナンショウ属



スズラン
ユリ科 スズラン属


  すすらん公園には15万本のスズラン

 


マルハダケフキ
茎の上部に散房状に5~6個の黄色い径5~8cmの頭花をつけるのが待たれる。
キク科 メタカラコウ属


長くなりました。
次は大阿原湿原で出会った花に続きます。


入笠山ハイキングで出会った花 その1

2011-06-24 | 植物

サークルの活動の一環としてバスで入笠山(入笠湿原)へハイキング。
私は足や腰の都合により、入笠山登山はせずに、シャトルバス利用で
入笠湿原と大阿原湿原を散策した
出合った花その1 クリンソウ、ヤグルマソウ、ニリンソウ、
ミツバツチグリ、シロバナノヘビイチゴ等
撮影2011年6月15日
画像クリックで原寸


  ゴンドラすずらんの山麓駅


  駅舎の横から見えるゴンドラ


  八人乗りゴンドラ


  山頂駅前に広がるすずらん公園。公園には入らずに真直ぐ入笠湿原へ向かう。


  カラマツ林の中を下る、足もとがとても気持ちよい。


  入笠湿原への入口。
植物の保護のためにニホンジカ等が入らないようにネットの入り口。


  橋を渡って入笠湿原へ


  満開のコナシ(ズミ)の花が迎えてくれた。(バラ科リンゴ属)


  入笠湿原の木道を行く

 


  湿原を出るときはネットの出口から


  周遊道路から入笠湿原を見る


  花畑(入笠山登山道入口とシャトルバス停留所あり)へ向かって


大阿原湿原以外で出会った植物から


クリンソウ(九輪草)
サクラソウ科 サクラソウ属
別名「シチジュウソウ(七重草)」

 

 

 


ニリンソウ(二輪草)
キンポウゲ科 イチリンソウ属

 

 


ミツバツチグリ(三葉土栗)
バラ科 キジムシロ属

 


シロバナノヘビイチゴ(白花蛇苺)
バラ科 オランダイチゴ属
別名「モリイチゴ(森苺)」

 



残りは次回につづきます


ラブラドルレトリバーのアル(11才・♀・黄)が出会った近所のアジサイの花

2011-06-21 | ラブラドルレトリバー

ラブラドルレトリーバーのアル(11才・♀・黄)が毎朝散歩するコースにあるアジサイ。
一般に土壌が酸性なら青、アルカリ性なら赤と言われるが、そう単純にはきまらないようだ。
花に見えるものは装飾花で、花は真ん中で小さく目立たない。
セイヨウアジサイは全てが装飾花になっている。
アジサイ科 アジサイ属
撮影2011年6月19日 午前6時半ころ
画像クリックで原寸


  農家の畑と道路の境に咲いていたガクアジサイ。


  周りは、装飾花。


  たくさんの小さな花。


  開花し始めのアジサイ。
装飾花の黄色と青のグラデーションも↑ のように開花が進むと青に変わる


  小さなアジサイの花には、8本~10本くらいの雄しべと3つの花柱がみえる。


  用水路と畑の間で咲くガクアジサイ。
1本の木に、装飾花が赤・青・白が見られた。

 


  農家の畑の中で咲く柏葉アジサイ

 


  10日前に他の場所で撮影したカシワバアジサイ
花が円錐状かピラミッド型に付く独特の形をしている。

 


  花穂の下のほうから咲き始める
咲き始めは緑色が美しく、咲き終わりになると白くなる

 



メモ

花の色は、アントシアニンのほか、その発色に影響する補助色素(助色素)や、土壌のpH(酸性度)、アルミニウムイオン量、開花からの日数によって様々に変化する。そのため、「七変化」とも呼ばれる。一般に「土壌が酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」と言われているが、土壌のpH(酸性度)は花色を決定する要因の一つに過ぎない。装飾花に含まれる補助色素によっては青にならないものもある。 pHは地中のアルミニウムがイオン化する量を左右する要因に過ぎないため、仮に酸性土壌であっても地中のアルミニウムの量が少なければ花が青色にはならない。また、初めは青かった花も、咲き終わりに近づくにつれて赤みがかかっていく。
参考サイト フリー百科辞典ウィキペディアより


ラブラドルレトリバーのアル(11才・♀・黄)とワルナスビの花

2011-06-20 | ラブラドルレトリバー

大堀川の草地にアルちゃんの背丈を越えるほど野草がのびてきた。
その野草の間に小さなバナナを思わせる雄しべをつけたワルナスビが開花し始めた。
ワルナスビは、明治初期に牧草種子とともに渡来した帰化植物。地下茎を深く伸ばして盛んに繁殖する。しかも、茎や葉柄・葉の脈上に鋭い刺があり、はびこると厄介な草ということでワルナスビと名づけられた。
ナス科 ナス属
撮影2011年6月18日 午前7時ころ
画像クリックで原寸


  クンクン!


  見~つけた!


  ここよ!


  アルちゃんも一緒にね!


  茎にも葉にも刺があるワルナスビ


  まるで雄しべは小さなバナナのようだ

 


ラブラドルレトリバーのアル(11才・♀・黄)とムラサキシキブ(紫式部)の小さな花

2011-06-19 | ラブラドルレトリバー

成顕寺境内のムラサキシキブの花が大部咲いてきた。
ラブラドルレトリバーのアル(11才・♀・黄)は車止めで待機。
ちなみに、ムラサキシキブの花柄は葉柄の付け根付近からでる。
実のつき方はややまばらで、ボール状にならない。
葉には全体に鋸葉がある。
クマツヅラ科 ムラサキシキブ属
撮影2011年6月18日 午前7時ころ
画像クリックで原寸

 


  早く帰りたいなぁ


  今年は花の数が非常に多い。ただいま5分咲き?


  花柄は葉柄のすぐ腋から出る。コムラサキは葉柄から離れる


  小さな花

 


  マルハナバチが懸命に花粉を集めていた



マルハナバチの花粉集めは動画でどうぞ


参考サイト 北海道の自然紹介「花とマルハナバチ」  文 丹羽真一先生、絵 渡辺展之先生


木も花も可愛いハクチョウゲ(白丁花)

2011-06-18 | 樹木

生垣や庭木として良く栽培されるハクチョウゲ(白丁花)だが、今まで我が家の近くでは見かけなかった。最近近所の畑の境界に数本植えられた。花が咲いたので早速撮らせて頂いた。ハクチョウゲの名前は、この花が丁字型の白い花をつけるところからきていて、白鳥とは関係のない当て字だそうだ(ウイキペディアによる)。まだ木は小さいが強い刈り込みにも耐え、細かい枝が容易に分岐し、しかも病害虫にも耐性がある常緑低木なので、近い将来良い生垣になるだろう。
花の直径は1cm程度。花冠は5裂し毛がある。
花には二つのタイプがあり、雌しべが長くて雄しべが短くて殆ど見えないもの、
雌しべが短くて雄しべが長いものがある。どちらも雌しべ、雄しべともに5本ある。
このハクチョウゲは雄しべが長いタイプのようだ。
アカネ科 ハクチョウゲ属
撮影2011年6月12日 午前8時15分ころ
画像クリックで原寸

 

 

 

 


  愛くるしい蕾


みずがき山(瑞牆山)自然公園散策で出会った鳥

2011-06-17 | 

みずがき山自然公園散策中に、目の前を一羽の鳥が横切って、林の木に留まった。一度だけシャッターを押せたが、さっと林の中へ隠れた。鳥の種類はわからないが、記録として残しておくことにした。

撮影2011年6月7日 午後1時半過ぎ
画像クリックで原寸

 

 



おまけ
鳥がいたこの公園から見たみずがき山など


  山ツツジが真っ盛りを過ぎていた


  今にも落ちそうに見せるが落ちない大きな「カメ岩」


  美しく整備された公園内の樹木


  植樹祭の記念石碑



都合によりコメント欄閉じさせて頂きます。


みずがき山(瑞牆山)自然公園散策で出会った花(その2) 樹木に咲く花

2011-06-15 | 樹木

みずがき山(瑞牆山)自然公園散策で出会った樹木の花。ミツバツツジ・レンゲツツジ・ヤマナシ・オオカメノキ・アズマシャクナゲ・イボタヒョウタンボク・ズミ・バッコヤナギ・ナナカマド・サラサドウダン・ヤマツツジ・ハウチワカエデ等
撮影2011年6月7日 
画像クリックで原寸


ミツバツツジ
ツツジ科 ツツジ属

 

 


レンゲツツジ
ツツジ科 ツツジ属

 

 


ヤマナシ
バラ科 ナシ属

 

 


オオカメノキ(ムシカリ)
スイカズラ科 ガマズミ属

 


アズマシャクナゲ(東石楠花)
ツツジ科 ツツジ属

 


イボタヒョウタンボク(水蝋瓢箪木)
スイカズラ科 スイカズラ属

 

 

 

 


ズミ(コナシ)
バラ科 リンゴ属

 

 


バッコヤナギ(ヤマネコヤナギ)
ヤナギ科 ヤナギ属

 

 

 


ナナカマド
バラ科 ナナカマド属

 


サラサドウダン
ツツジ科 ドウダンツツジ属

 

 


ハウチワカエデ
カエデ科 カエデ属

 

 



長くなりました。おわりまで見てくださって有難うございました。
都合でコメント欄閉じさせていただきます。


みずがき山(瑞牆山)自然公園散策で出会った花 その1

2011-06-14 | 植物

みずがきやま(瑞牆山)自然公園散策で出会った花。マムシグサ・ミツバツチグリ・タチツボスミレ・イチリンソウ・クリンソウ・シロバナノヘビイチゴ・チゴユリ・フデリンドウ等
瑞牆山自然公園は、平成13(2001)年に開催された「第52回全国植樹祭」の主会場跡地約1.1ヘクタールのエリア。山梨県は、この植樹祭跡地を囲む一帯(1600ヘクタール)を「瑞牆の森」と命名し旧須玉町と協力して整備した。このエリアは、その殆どが秩父多摩甲斐国立公園の特別地域に位置し、カラマツを主体とした人工林が35%、ツガ・シラカンバ・ミズナラなどの天然林が65%を占める。深田久弥の名著「日本百名山」の一つにも選ばれた「瑞牆山_標高2230m」のふもとが「みずがき山自然公園」として整備された。
撮影2011年6月7日
画像クリックで原寸


マムシグサ
若い草だが、すでに偽茎には褐紫色の模様がありマムシの皮膚の模様によく似ている。
雌雄異株で、栄養状態がよいと雌株になるそうだがこの若い株はどちらに?
サトイモ科 テンナンショウ属


ミツバツチグリ(三葉土栗)
地下茎が栗のような「土栗」という草の仲間で葉が三つ葉であるところから命名。
「土栗」は食べられるが、ミツバツチグリの地下茎は食べられない。
ヘビイチゴやキシムシロと良く似ているので、区別が難しい。
みずがき山自然公園では今の時期にミツバツチグリの群生が見られる情報があったのが幸い。
バラ科 キジムシロ属

 


タチツボスミレ(立壷菫)
スミレ科 スミレ属

 


イチリンソウ(一輪草)
川沿いの林の中などで見かける花。
殆どの場合一つの茎に一輪の花を咲かせるが二輪咲く場合もある。
イチリンソウは茎につく葉に柄がある。柄がなければニリンソウ。
花の大きさは普通イチリンソウの方がひとまわり大きい。
キンポウゲ科 イチリンソウ属

 

 



クリンソウ(九輪草)
水辺や窪地など湿地状になる場所を好んで生える。
サクラソウの中では最も大型の花。
サクラソウ科 サクラソウ属
別名「シチジュウソウ(七重草)」

 


シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺)
明るい草原や林縁などに見られる多年生草本植物。
ヘビイチゴと名づけられているが、果物の苺(オランダイチゴ)と同じ仲間なので美味しく食べられる。
バラ科 オランダイチゴ属
別名「モリイチゴ(森苺)」

 

 

 


チゴユリ(稚児百合)
落葉樹林の木陰に生える。高さ15~30cm。
球根はなく白くてやや太い地下茎を持つ。
茎の先端に1cmほどの白い花を一つ咲かせる。
ユリ科 チゴユリ属

 

 


フデリンドウ(筆竜胆)
日本全国に分布する小形の越年草。
高さ6~10cmで日当たりの良い草原や疎林内に生育。
公園の林道沿いでは、この株一つだけ観察できた。
リンドウ科 リンドウ属



この続きとして、みずがき山自然公園で出会った樹木に咲いていた花をアップします。


ノビル(野蒜)の花は花火のようだ

2011-06-12 | 植物

ノビル(野蒜)に、ムカゴにの間から花火のような花が咲いた。
ノビルは日本全国に分布する多年草。地下の鱗茎(球根)は食べられる。
秋に長さ20~30cmほどの細い葉を出す。秋から冬は立ち上がっているが、
花茎が出る頃になると垂れて他の植物に寄りかかっている状態になる。
5月頃葉と同じ太さの花茎を出し、頂端にネギ坊主状の花序を作る。
ニラに似た花に種子は実らずムカゴが多数形成され、これが散布されて繁殖する。
初夏には地上部は枯れて、夏眠する。
ユリ科 ネギ属
撮影2011年6月12日 午前7時ころ
画像クリックで原寸

 


  ムカゴの間から出た花と蕾

 


  咲き始めのノビルの花。雄しべが花弁におさえられているように見える


  雄しべをピンとのばしたノビルの花

 


  ノビルの花を裏側から見ると


  数日前のノビルの蕾


参考サイト  植物雑学辞典「ノビル」