お寺さんにある大木のコブシの果実が色付き始めた。コブシの果実は集合果。デコボコした袋が裂けて中から赤い種子が見えるのも間もなくだろう。以前、木から落ちた赤い種子が入った袋果を拾って、赤い種子をゆっくり引っ張ると白い糸でつながっているのを見た。今度は、木になったままの袋果から、この白い糸にぶら下がっている赤い種子を撮りたいと思うのだが。
モクレン科モクレン属
2015年8月28日午前7時30分
↓ 木の奥の陽当たりの悪い場所には、こんな果実もあった。
↓ 地上に落ちた果実、白い糸が見えるが、この先には赤い種子がついていたのだろう。
拾って持ち帰るには、少々汚れていたので、遠慮した。
近くのお寺さんに植えられているシキミ(樒・梻)に再度花が咲いた。春先の花より数は少なめだが形はやや大きいように見える。
花は両生、花被片は花弁状で10~20個、雌しべ8本と雄しべ多数。果実は袋果が集まった集合果、径2~3cm、9月に熟し割れて、光沢のある種子が出る。
2015/3/15撮影のシキミ
シキミ科 シキミ属
別名「シキビ・ハナノキ・ハナシバ」、カエデ科のハナノキとは別物
2015年8月28日午前7時30分
↓ 今年の花から実った果実も見える。
果実は袋果が集まった集合果、径2~3cm、9月に熟し割れて、光沢のある種子が出る。
↓ 花は両生、花被片は花弁状で10~20個、雌しべ8本と雄しべ多数。
↓ 1枚残った花被片と8個の雌しべと多数の雄しべ(ここでは20個位か?)の確認が出来る。
↓ 美しいシキミ(樒・梻)の葉
↓ 仏さまの向こう側に見えるシキミの木と大木になったコブシの木。
散歩のコースにある大きなアカメガシワ(赤芽柏)の花序が、熟して3裂し黒い種子目立ち始めた。裂開前の果実もあり刺状の突起と先端に残る花柱も確認できた。遅れて開花した花序は、突起のついた子房と3裂した柱頭も確認出来た。
トウダイグサ科アカメガシワ属
2015年8月28日午前7時15分
↓ 果皮が3裂して3個の黒い種子が落ちたあと。一部黒い種子が残っている。
↓ 遅れて開花した花序には若い果実が。刺状突起と3裂した柱頭が見える。
↓ 遅れて開花した花序にも小さな膨らみが見え始めた。
↓ 大きなアカメガシワの木全形。
↓ かなり遅れて芽を出し、花を付け始めたアカメガシワ。
↓ 立派な果実を作成中。
アカメガシワの冬芽(15/1/2)⇒ クリック
アカメガシワ雄花(15/6/5)⇒ クリック
アカメガシワ雌花その1(15/6/3)⇒ クリック
アカメガシワ雌花その2(15/6/15)⇒ クリック
アカメガシワ幼い果実(15/7/10)⇒ クリック
大堀川防災調整池の草地や環境保全地区内でアメリカタカサブロウが群生して開花。外来のアメリカタカサブロウは、草丈60~100cm。葉は対生し、長さ6~10cm、幅0.8~1.8cmの披針形。葉の幅が狭く鋸歯が明瞭。花は直径5~7mm。白色の舌状花(雌性)と緑白色の筒状花(両生)からなる。
参考サイト 松江の花図鑑タカサブロウ 松江の花図鑑アメリカタカサブロウ
キク科タカサブロウ属
2015年8月28日午前6時30分
↓ タコノアシと共に咲く
↓ 堆積したゴミの中で、タコノアシ、ミゾソバ、アメリカセンダングサと共に開花
↓ タコノアシとイシミカワと共に
タコノアシが多く見られる大堀川防災調整池の環境保全地域には、沢山の野草が生育している。タコノアシはそれら背の高い野草と競争して花を咲かせているようだ。今朝は、近くに開花の始まったアメリカセンダングサを見つけた。アメリカセンダングサは大正年間に渡来した帰化植物。頭花はほとんど筒状花。頭花の径より長い総苞片を持つ。茎は4稜あり、暗紫色を帯びる。
アメリカセンダングサ:キク科センダングサ属 1年草
別名「セイタカタウコギ(背高田五加木)」
2015年8月28日午前6時55分
駒木橋の斜面で休息していたカルガモのそばにカワウがきて、結果として場所を横取りする形になった。
カツオドリ目ウ科ウ属
2015年8月21日午前7時45分
大堀川防災調整池ウッドデッキに絡まりついたイシミカワ(石実皮)にツボミが付き始めた。
「山渓ハンディ図鑑1野に咲く花」によると、イシミカワの花は総状花序、淡緑色の小さな花が10~20個かたまってつく。花被は長さ3~4mmで5中裂する。花の後、花被は他肉質になって痩果を包み、直径約3mmの球形になる。花被の色は緑白色→紅紫色→青紫色に変る。痩果は黒い。
タデ科イヌゴケ属
2015年8月21日午前7時
↓ 小さな花が開花したところが撮れない。昼間の暑い時間帯に撮りにいかないといけないのかなぁ・・・
↓ この下の2枚は、すでに花が咲き終わって、花被が痩果を包んでいるのかもしれない。
大堀川近くの駐車場の斜面に群生したノブドウ(野葡萄)には、白い果実と沢山の花がついていた。
ブドウ科 ノブドウ属 ツル性落葉低木
2015年8月22日午前6時30分
↓ 未だ青い実と花
↓ 上の方は開花しているものも多いが、ツボミも多い。
果実が色づきだしたら見事な光景が見られるだろうとワクワクする。
駐車場の斜面が草刈りがされないことを願う。
大堀川法面には時期になるとマメアサガオが繁茂してくる。たびたび草刈りに合ったが、運良く生き残ったものが咲き始めた。マメアサガオは茎が蔓になるので、何にでも絡まる。北アメリカ原産の帰化植物。茎には白い開出毛が目立つ。葉は互生。葉腋に1~2本 の花茎を出し、直径1.5cmほどの淡紫色から白色の花を1~2個つける。葯は赤紫。花柄にはイボ状の突起が密生し、稜がある。花期は7~10月。
参考サイト松江の花図鑑マメアサガオ
ヒルガオ科サツマイモ属
2015年8月21日午前6時20分
↓ マメアサガオの花
直径1.5cmほどの淡紫色から白色の花を1~2個つける。葯は赤紫。
大堀川防災調整池の準絶滅危惧種(NT)のタコノアシは、周りに様々な野草が大きく成長し目立たなくなってきている。
タコノアシ科タコノアシ属
2015年8月21日午前6時50分
↓ ウッドデッキ上流側に最近見かけたタコノアシ。
↓ ウッドデッキ外がわのタコノアシ、先日撮ったタコノアシの果実のついた枝は見当たらなかった。不思議??
↓ ウッドデッキ中側のタコノアシ、周りに生えたいろいろな野草と競争しているようだ。
↓ 周りのゴミの中で、倒れても頭から立ち上がり花を付けている。ここにはハグロトンボも多い。
↓ ウッドデッキ横の小川にもタコノアシ。昨年より少ない。
大堀川防災調整池へ行く交差点手前の小さな藪で、羽化したばかりと思われる美しいアカボシゴマダラに出会った。Wikipediaアカボシゴマダラ によると、要注意外来生物に指定されていて、もともと日本に生息するゴマダラチョウと生態的に競合するのではないかと危惧されている(食草はエノキ等)そうだ。
チョウ目タテハチョウ科コムラサキ亜科アカボシゴマダラ属
2015年8月21日午前7時20分
↓ ヤマグワの葉にしっかりしがみついて、翅を拡げるアカボシゴマダラ(am07:21)
↓ ゆっくりと翅を乾かすアカボシゴマダラ
↓ 交差点の傍の小さな藪、エノキの周りにヤマグワとキレハノブドウが茂っている。
プランターのパセリがキアゲハの幼虫に殆ど食べ尽くされてわずかな茎しか残っていないが、それを必死に食べる幼虫がいた。何齢になるのだろうか。
↓ やっと芽を出した1cm位のパセリの新芽にかぶりつく
↓ 葉を食べ尽くして茎を食べる
↓ 満足したのか、別のパセリの茎で一休み
↓ 食べ尽くされたパセリの茎の根元
↓ パセリを食べる幼虫
プランターのパセリの枯れ枝につかまったキアゲハのサナギ2号ちゃんも予定通り無事に羽化して、青空に飛び立っていった。残念ながら、今回もサナギから脱皮するところを見逃してしまった。昨日と違って天気が良かったので、湿った翅を乾かす綺麗な2号ちゃんが撮れたのはラッキーだった。
↓ サナギの中が黒く透けて見える(am07:41)
↓ サナギの中がますますはっきりしてくる(am09:36)
↓ 羽化してから大分時間が過ぎたようだ(am11:29)
↓ 丁度翅を拡げたところ(am11:31)
↓ am11:33
↓ am11:36
↓ am11:41
↓ キアゲハの腹側と背中側(am11:45)
↓ am12:11
↓ am12:40
↓ 腹側を接写してみる(pm12:55)
↓ pm12:56
この後、pm01:08には飛び立っていた。
↓ 2号ちゃんは、ゆっくりと古巣を歩いてから、飛び立った。
↓ 1号ちゃん(右)&2号ちゃん(左)の抜け殻
2号ちゃんがつかまっていたパセリの茎は、仲間の幼虫にギリギリまでかじられていた。
藪の中でノブドウ(野葡萄)に若い果実が出来はじめていた。カラフルな実を見るのが楽しみだ。
ブドウ科 ノブドウ属 ツル性落葉低木
2015年8月14日午前7時
↓ ノブドウのツボミと花弁の落ちた花後、
残園ながら開花中の花は撮れなかった。
↓ ノブドウの花柱が残っている若い果実。
↓ 数は少ないが、カラフルに変身できるかな?
↓ ノブドウ(野葡萄)の花(14/09/04撮影)
花の径は3~5mm、花弁と雄しべは5個。雌しべ1個。