KINOKO WEB

きのこ関係です。ときどき植物。

カエンタケ

2015-08-31 | きのこ 白バック
学研の「日本の毒きのこ」によると、
毒成分の皮膚刺激性が高いので、汁を皮膚につけてはいけない。
また、味はにがい、とある。

きのこを切断しても、汁が滴ったりはしないけど、
取り扱いには十分に注意したい。

私はこれまでに、カエンタケの白バック撮影を2回おこなったことがある。
皮膚に異常がでるようなことは経験していない。
もちろん、撮影のあとは手を洗っておいた。

個人的には、ヤマウルシやツタウルシのほうが、恐怖感をおぼえる。
山にいけば、あちこちに生えている。
撮影のとき、まちがって汁をつけないように慎重に作業してる。



カエンタケ 兵庫県篠山市 2015年8月28日 17:05
EOS 70D, EF100mm F2.8L IS USM マクロ

カエンタケ

2015-08-30 | きのこ
生えているカエンタケをはじめてみた。
感激!

コナラの周辺から発生していた。
コナラは、黒い樹液を出していた。
また、緑の葉っぱをたくさんつけていた。
まだ、ナラ枯れしていないようだ。



カエンタケ 兵庫県篠山市 2015年8月28日 8:54
EOS M3, EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
(11mm f11 1.6秒 ISO100)

ザラエノハラタケ

2015-08-29 | きのこ 白バック
ハタラケ属は、種の同定が困難な属。
ざっくりとは、肉が多少とも赤変するグループと、
肉が多少とも黄変または変色しないグループがある。

ザラエノハラタケは、赤変するグループ。
柄がざらざらしている。



ザラエノハラタケ 北杜市 2015年8月10日 17:38
EOS 70D, EF100mm F2.8L IS USM マクロ

クロチチダマシ

2015-08-28 | きのこ 白バック
本家、クロチチタケの乳液は赤く変色するけど、
クロチチダマシの乳液は変色しない。

私はまだ見たことないが、
フチドリクロチチタケというのがあって、
乳液は暗紫色になる。




クロチチダマシ 北杜市 2015年8月8日 13:57
EOS 70D, EF100mm F2.8L IS USM マクロ

ケシロハツ

2015-08-27 | きのこ 白バック
ぱっと見ると、シロハツっぽいけど、乳がでる。
おまけに乳はからい。

ツチカブリかといいたくなるけど、
傘の表面には微毛が生えてるのでケシロハツ。
ケシロハツモドキのひだは、もっと密。





ケシロハツ 北杜市 2015年8月8日 16:43
EOS 70D, EF-S60mm F2.8 USM マクロ






ケシロハツ 北杜市 2015年8月8日 19:49
EOS 70D, MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト

Boletus

2015-08-26 | きのこ 白バック
コガネヤアドリとキアミアシイグチのあいのこのようなイグチ。
孔口は最初、コガネヤマドリのように菌糸でふさがれているようだ。

コガネヤマドリの柄は、網目がない。
キアミアシイグチの柄は、多少翼状に隆起した網目模様と表現されるように、
立派な網目をもつ。





Boletus 北杜市 2015年8月9日 16:38
EOS 70D, EF-S60mm F2.8 USM マクロ






Boletus 北杜市 2015年8月10日 10:07
EOS 70D, MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト

ウツロイイグチ

2015-08-25 | きのこ 白バック
ヤマドリタケ風だけど、柄に網目がない。
目立った特徴のないイグチ。

でも、
胞子が黄金色などの特徴により、
ウツロイイグチ属をもうけ、特別扱いされている。

ちなみに胞子は、KOHでマウントして、顕微鏡でのぞかないといけない。
胞子紋は黄褐色。








ウツロイイグチ 北杜市 2015年8月10日 21:02
EOS 70D, EF100mm F2.8L IS USM マクロ






ウツロイイグチ 北杜市 2015年8月10日 21:56
EOS 70D, MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト

ニワタケ

2015-08-24 | きのこ 白バック
山梨は、アカマツがつぎつぎと枯れている。
アカマツのある山を歩いていると、
必ずヒトクチタケのあのにおいがただよってくる。

そのせいかわからないけど、
ヒメカバイロタケ、ニワタケ、フサヒメホウキタケ、ツガサルノコシカケなど、
アカマツの枯れ木からいろんなきのこをみつけることができる。

マツ枯れがおわってしまったら、
このようなきのこをリッチにみることができなくなるかもしれない。




ニワタケ 北杜市 2015年8月8日 12:51
EOS 70D, EF100mm F2.8L IS USM マクロ

イロガワリキヒダタケ

2015-08-24 | きのこ 白バック
キヒダタケそっくりで、青く変色するものを、
イロガワリキヒダタケとして変種扱いになっている。

図鑑によると、
イロガワリキヒダタケの青変の程度は著しくなく、肉ではときに青変性を示さないこともあり、
青変性のある場合でも一般に局部的(主にひだ上部)である。胞子はやや長形。

一方、キヒダタケは、肉は青変性はない。ひだは、傷つくとときに青変するが、青変性は一般に弱い。

ヒダと肉がわずかに青色になったのでイロガワリキヒダタケとした。
微妙ではある。




イロガワリキヒダタケ 北杜市 2015年8月8日 12:51
EOS 70D, EF100mm F2.8L IS USM マクロ

オオクロニガイグチ

2015-08-23 | きのこ 白バック
オオクロニガイグチは、山梨のほかに、房総や仙台でもみたことがある。
だが、クロニガイグチは、ほとんどみたことがない。
唯一、滋賀県の、本郷先生につれていってもらったお寺で、
クロニガイグチと言われて写真を撮ったことがある。
その写真は、家の光の図鑑にある。

ところで、オオクロニガイグチとクロニガイグチのちがい、
ほとんどわからなかったので、図鑑をみてみた。

ぱっと見ためには、オオクロニガイグチのほうが大きくなる。
柄に網目はほとんどない。傘表面は毛状被に対し、クロニガイグチは柵状被とのこと。

関東では、クロニガイグチはあんまり生えないのかもしれない。




オオクロニガイグチ 北杜市 2015年8月8日 6:15
EOS 70D, EF100mm F2.8L IS USM マクロ






オオクロニガイグチ 北杜市 2015年8月8日 6:52
EOS 70D, MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト

ニガイグチ

2015-08-23 | きのこ 白バック
ニガイグチ属は、アジアがほこるグループといっていい。
北米に多く分布するが、アジアの種数にはおよばない。
ヨーロッパはかなり少ない。ニガイグチくらいしか知らない。

日本では、ニガイグチモドキはよく見かけるけど、
ニガイグチはほとんど見かけない。
けっこうレアだ。

でも、ニガイグチモドキのほうがかっこいいね。



ニガイグチ 北杜市 2015年8月8日 16:12
EOS 70D, EF100mm F2.8L IS USM マクロ