つの出しの帯は「全通」、しかし現場では…
7月27日(木)午後に行なわれた、「衣裳方」の研修では、舞踊の会で時々持ち込まれる「六通の袋帯」。
しかし、つの出しを結ぶ帯は「全通の帯」でなければ完成しません。
時代考証から考えても、つの出しの時代と六通の時代はまったく異なるからです。
また、最近よく見られる、「帯締めを使ったつの出し」などは、本来の「つの出し」とは結び方の違うものです。
私ども衣裳方としては、提供されたいかなる帯でも結ばなければならず、「六通の袋帯を使ったつの出し結び」を学ぶ必要があるわけです。
今日は、そんな課題を解決するための「つの出しの変化結び」でした。
朝から「振袖専科」と「帯専科」を学ばれたがんばり屋の福地さんは、午後も引き続き衣裳方を学ばれました。
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