お便りをいただきました。
講演で紹介させていただいた権利ビンゴについてです。
こんにちは。初めてコメントさせていただきます。
本日講演会で木村先生のお話を伺いました。
お話の中で、娘さんの小学校で「憲法上の権利ビンゴ」というゲームをしているとおっしゃっていたと思います。そのときに子どもたちに憲法の条文をどのように噛み砕いてご説明されているかご教示いただけないでしょうか。
というのも、現在私は小学校の教員として働いており、子どもたちに「権利」というものを実感させる手立てが思い浮かばず、困っているからです。先生がおっしゃっていたゲームのような形であれば、子どもたちに権利がどんなものなのか体感させることができると思いました。簡単ではないと思いますが、自分も教室で実践することができたらと思っています。
子どもの権利を適切に認識するために、これからさらに勉強します。本日のお話は本当に興味深く聞かせていただきました。
講演をきいてくださりありがとうございました。
憲法の条文の紹介については、
例えば
憲法14条 平等に扱われる権利、差別されない権利
憲法17条 国家が不法な行為をしたときに損害賠償をする権利
憲法21条 自由に言いたいことをいう表現の自由
みたいな形で、権利の内容を一言で示した一覧表を作って表面に印刷、
裏面に憲法第三章のコピーを印刷という形で作りました。
また、憲法40条や39条など、内容が難しい条文は
一覧表には載せないでおきました。
ということで、権利の内容を一行程度で、端的に表現したものを配った感じです。
で、紙だけ配って、子どもたちは、
「平等に扱われる」とか「自由に言いたいことをいう」とは
どういうことだろうと、自分の頭で考えてもらいます。
(考えているうちに、紙を裏返して条文を読む子もいました)
そして、権利の解説はゲームが終わったり、お話が終わったりした
ところで行うような感じでした。
参考にしていただければ幸いです。