KIMISTEVA@DEEP

新たな「現実」を構成するサブカルチャー研究者kimistevaのブログ

なにがあっても、自分の足で立つこと。

2006-04-18 17:15:59 | わたし自身のこと
ある日、我が家に遊びにきた友人が、悩んでいるわたしに一言。

「kimistevaはいつもそれだからなー。
大切なのはわかるけど、飼い殺しちゃダメだよ。」

………「飼い殺し」。
なんて、痛烈な批判だろうと思う。
その友人自身、わたしに「飼い殺されてる」って思ってるんだろうなぁ、なんて簡単に想像できた。

そうなのだ。
わかってる。そんなこと、わかってる。
誰のことも、結局は信用できないから、
だから、ほとんど一人芝居のように
自分の周囲の関係性を作っていく。
自分自身で、周囲の人を演出してくんだよね。

下手に戦略的で頭が良いから、
あたかも、その人にとって都合が良いように見せかけて、
結局は、自分にとって居心地の良い世界を作り上げてるだけなんだ。

わたしを傷つけない世界を、自分で作り出していく。
でも、それって、わたしの周囲の人たちに対する暴力なんだよね。

「飼い殺し」。
まさにその通りだよ。ホント、その通りだと思った。
わたしが誰かを傷つけているとしたら、その原因はこれ以外にないって思った。

思い上がるなよ、わたし。
わたしは「わたし」という個人として立つことしかできないんだから。
わたし以外に存在する誰かの世界にまで踏み込んではいけない。
その人にはその人の立ち位置があるのだから。
その人にはその人のやるべき課題があるのだから。

「分をわきまえろ」とは、まさに、このことだと思う。
わたしが他者の領域にまで浸食してはいけないのだ。
ホントに今、そう思ってる。

今、わたしは、「わたし」になろうとしているんだと思う。
最終的にはまったく他人と理解できない、わたしの視野しか持ち得ない「わたし」。
だからこそ、他人とともに歩んでいけるんだよね。
限界のあるわたし自身として。


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