KIMISTEVA@DEEP

新たな「現実」を構成するサブカルチャー研究者kimistevaのブログ

ラブラブ光線っ☆★

2007-03-01 14:30:11 | フィールド日誌
昨日、水戸芸術館の高校生ウィークでカフェスタッフをしていたら、
今回の企画展出品作家である、Iさんがいらっしゃった。

実はその前に、学芸員の方から、「展示室にIさん、友達つれてきてるよ」という情報を入手し、展示室まで行ってみたのだが…
わたしが展示室に入ろうとするなり、
ちょっとビクッとして、こちらを見て、
何度も小さく頭をさげて、小動物のようにオドオドしていらっしゃったので、
恐縮して、一礼だけしてそのままカフェに戻ってしまった。
(ふつうにお客さんがきたら、どうするつもりだったのだろう…というのはいまだに謎)


それ以降、お会いするのはあきらめていたのだが、
夕方頃、カフェにいらっしゃった!
やっぱり緑のジャージ(上着)にジーンズだー。ステキー。

きゃっほーーーーい!
う れ し す ぎ ♪
(どう考えても、芸術家(アーティスト)に対する反応じゃありません…)


ご友人の方に「セルフサービスなのに淹れてくださるんですか?」
と言われようとも、めげないっ!
「働くのが好きなんです!働かせてください!!」と言って、他のカフェスタッフに爆笑される始末。

そしてテンション上がりすぎて調査はいっこうに進みません。
(大きな事件もなかったので支障はありませんでしたが)


…でも、わたしはうれしかったけど、大迷惑だっただろうな、と自覚しているので、以後、絶対にいたしません。


それはともかく、
作家本人と出会うことで、作品の見方がガラッと変わってしまう作品というのが多くあるけれども、
わたしにとって、Iさんの作品は、Iさんに実際に会ってみることで、よりわたしの中に確信が深まるようなものだった、とあらためて思う。

変わった…というよりも、
どう見ていいのか、さまざまな見方がわたしの中でゆれる中で、その中でもっとも美しいもの、もっとも透明に輝くものが、ストンとわたしの中に落ちていく感じがした。

自分が高校のときから社会の中で無理して生きてこなきゃいけなかったぶん、
自分の中で醸成させられた価値や、そういうものを見せてくれる何ものかに、ものすごく美しさを感じる。

わたしの中で、Iさんの作品というのはそういうものなのだ。


最新の画像もっと見る